一般社団法人Ayumi 代表理事

山口広登

Hiroto Yamaguchi

日々感謝

山口広登

略歴

2017年:桜美林大学 リベラルアーツ学群ビジネスマネジメント専攻卒業
2017年:株式会社クイックへ入社(人材紹介事業部の新規立ち上げエリア担当)
2020年:株式会社Canlyへ入社(FC事業部とCS事業部の立ち上げに従事)
2021年:株式会社Canlyを退社し独立
2021年:8月に一般社団法人Ayumiを設立、代表理事就任

現在は、身体障害者の価値に着目した、障害を価値に変えるバリアフリー認証をもとにした集客支援サービスを展開しています。

現在の仕事についた経緯

前職では、代表や役員と近い距離感で仕事をさせてもらっていたこともあり、自分が成し遂げたいと心から思える夢や目標に向かいたいと思うようになりました。その中で私自身、ずっと心残りだったのが従兄弟と生前の祖母の存在です。2人は車椅子利用者です。

日本では店舗のバリアフリー情報開示は進んでいません。そのため車椅子利用者は利用が出来るお店に限りが出ます。車椅子利用者にとっては選択肢が少なくなります。祖母は重度関節リウマチで26歳で仕事を失いました。「いつか、自分の働いたお金でご飯が食べたかった。旅行にいきたかった。」生前の祖母のこの言葉は今でも忘れません。起業を決意してから行動していく中で、「障害者」=「弱者」であり、障害者の「障害」は日本の文化・習慣が作ってきたものだと思いました。

私はこの2人の抱いた課題を解決し、願いを叶えることが出来る事業を行うと決めました。そして、世の中が障害者に対して風通しが良くなり、障害者も選択肢が増えて不自由が少ない社会を創っていきたいと考え、この仕事をしています。

仕事へのこだわり

仕事を進める上でのこだわりは「対話」と「着実に進めること」を意識しています。
仕事を円滑に進めていく上で1人では完結することはありません。誰かと何かを成し遂げることがほとんどだと思います。そのため、メンバー・取引先を含めた利害関係者との対話を大切にしています。

私にとって対話の本質は「前提を揃えること」と認識しています。「前提を揃える・共通認識を持つ」この2つに時間をかけるようにしています。
対話を行い、前提を揃え、共通認識を持ち、着実に目の前のことを丁寧に進めていく。最初は時間がかかるので遠回りのように思われがちですが、結果的に1番スムーズに進みます。

先に対処できるリスクを極力潰したいという自分の性格もあるかもしれません。ミスやエラーが起こることは仕方ないと思っていますが、怠慢の産物とも捉えているため、このような仕事へのこだわりがあります。

当法人のバリューでもあるのですが、下記の7つも仕事をする上で常に意識しています。
①素直に・誠実に
②細部まで拘り、お客様の期待を超え続ける
③自分視点ではなく、市場に目をむける
④挑戦・変化・失敗を恐れない
⑤謙虚で学びに貪欲に
⑥価値のあることを正しくやり続ける
⑦歩み寄りを大切に

②に関しては前職のバリューでもあり、私がもっとも意識していたバリューです。

若者へのメッセージ

私も若輩者で、まだまだ未熟な部分が多々あるので、偉そうに物事をお伝えすることが出来ませんが失礼します。

目標や夢がある人は、半歩でも1歩でも良いんです、何かアクションを起こしてみてください。
そして、誰か1人でも良いです、目標や夢を公言してみてください。
もし、その夢や目標が笑われたり、馬鹿にされたりしたら嫌ですよね。でも逆です。その人たちはあなたの目標や夢に少なからず興味を持っているんです。
あなたは夢や目標を叶えるイメージが少なからず出来ているはずです。恥ずかしいと思う必要なんてないんです。だから安心して公言してみください。

反対に、目標が無い人は焦らないでください。ただ、もし、少しでも焦りを感じているなら「日々考えて、感じること」が出来るようにアンテナを張ってみてください。アンテナを張るというのは意識的に、「何で?」の問いを常に自分に立てることです。そうやって考えていくと、自分が気になる分野・やりたいこと・やってみたいことが見つかるキッカケが増えます。
可能性は無限大です。日々の過ごし方・時間の使い方で私たちの未来が変わります。私はそう信じています。

最後に私の大好きなエジソンの言葉を送り、終わりにしたいと思います。

「失敗は積極的にしていきたい。なぜなら、それは成功と同じくらい貴重だからだ。失敗がなければ、何が最適なのかわからないだろう、だから失敗ではない。私が成功したと言われる所以は、うまくいかない1万通りの方法を発見したまでだ」