山田総合法律事務所 パートナー弁護士

山田長正

Nagamasa Yamada

一念天に通ず

山田長正

略歴

神戸大学大学院法学研究科卒業後、1年半の司法修習を経て、弁護士登録し、竹林・畑・中川・福島法律事務所に入所。約7年強を経て、父親である山田長伸弁護士とともに共同経営者として独立。その後、中小企業診断士としても登録。
現在は、全国各地で顧問先企業への対応、経営者団体でのセミナー、WEBメディアへのコメント等を通じて、企業側労働問題専門弁護士として活躍中。「中小企業法律相談ガイド」(大阪弁護士協同組合・2019年・共著)など。

現在の仕事についた経緯

小学4年生の時に、社会の宿題で、父(山田長伸弁護士)の仕事についてレポートでまとめる宿題があったときに、父へのインタビューで弁護士の仕事の内容について「弱い人を助ける」「社会正義のために戦う」ということを聞いて、少年の心に火が付いたことがきっかけでした。
その当時は、裁判や、弁護士ということすらほとんど知らない状況でしたが、正義のヒーローにあこがれるような形で、それ以来、自分の夢となりました。
その後も、その想い一本だけで勉学に励み進学し、司法試験に合格させて頂きました。

仕事へのこだわり

3点掲げます。

①正義感
「弱い人を助ける」「社会正義のために戦う」という小学生時代に感銘を受けた言葉を実現すべく、日々、活動しています。
「弱い人」とは誰なのか、あるいは何が「正義」なのかという点は、とても難しい問題ですが、少なくとも「自分が人として、あるいは良心に従って、正しいと思うことを心がけて行う」ことを常に念頭に置いています。
そのため、自分を常に高める必要もありますし、謙虚さや素直さ、熱意等、生きていく上で自分が、「人」として大事にしたい要素を体現できるよう、日々精進しています。
このように物事を成し遂げようと一心になれば、必ず成し遂げられるという「一念天に通ず」との言葉を日々念頭に置いています。

②クライアント様を元気にすることで、社会を活気づける
私のクライアント様の多くは企業ですが、「『人』あっての『企業』であるため、クライアント様『企業』の困りごとを解決することで、『企業』で働く『人』にも元気になってもらい、さらにその輪が広がれば『社会』も元気になる」と信じて、日々の仕事に携わっています。よって、クライアント様に寄り添い、笑顔になって頂けるような道づくりを、とても大切にしつつ、一方的に企業だけが利を得るようなアドバイスだけをするのではなく、会社全体あるいは従業員の立場にも配慮して、本当の意味で企業が利を得られるような、いわゆるバランス感覚を大事にしながら、アドバイスを行うことを心がけています。

③自分の長所・専門性を活かす
自分の長所を見極めて、それを伸ばすことがとても大事だと意識しています。
私の場合、上記①②の生き方や考え方が、自分の長所だと思っていますので、それを活かして、企業側の労働問題を専門的に取り扱っています。もちろん、勉強して今の法律、裁判例、社会の動向などを知っておくことも当然必要ですが、それ以上に、自分自身の生き方や人間力が重要だと思っています。

若者へのメッセージ

これからどのような社会になっていくか分かりませんし、いつ今の職業がなくなり、新しい職業が誕生しているかも分かりません。職業という概念すらなくなるかもしれません。

そうだからこそ、自分の軸(大切にしているもの)を持ち、それを長所と捉えつつ、社会の流れに合わせて、その長所をどんどん伸ばして欲しいと思っています。

また、先ほどの「一念天に通ず」や、私自身もそうでしたが、「好きこそ物の上手なれ」との言葉があるように、皆さんに、自分のやりたいことがあれば、是非その道を追求し成功して欲しいです。
他方、やりたいことができなくても、そこで腐らず、目の前のことに集中し、創意工夫を行い自分の成長を実感することで、仕事はどんどん楽しくなるでしょう。

ただし、仕事を行うに際し、「世のため、人のため」という観点を忘れないで頂きたいですし、そのような視点があれば、形や職業はどうであれ、若者の皆さんの仕事のやりがいに必ず繋がると確信しています。

●企業理念
1.正義を貫く 2.愛敬と慈悲の心を込めて接する 3.使命感と熱意を持って成し遂げる 4.素直な気持ちで誠実かつ謙虚に取り組む 5.和を尊び感謝・協力を行う

●メディア履歴
2021年3月 「士業プロフェッショナル2021年度版」(ぎょうけい新聞社発行)にて、企業側での労働問題専門弁護士として紹介されました。

2021年4月 「引き継ぎせず『有休消化』に入った部下、そして退職へ・・・上司『どうすればいいの?』」に関するコメントがヤフーニュース等で掲載されました。
その他、過去にも同様の取材が多数。