マンションパートナーズ 代表

渡部泰央

Yasuo Watanabe

なりたい未来は実現できる

渡部泰央

略歴

1980年北海道札幌市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻卒業。
スーパーゼネコンの建設プロジェクトマネージャーとして12年間貢献。スカイツリープロジェクト西街区他多数を担当。その後、一部上場不動産会社にて全国の既存不動産活用事業を推進。地域コミュニティ船橋パパ会事務局運営参加。ネクストリーダー養成学校一新塾46期修了。2021年マンションパートナーズ事業開業。
「あなたの暮らしとマンションのなりたい未来を話し合い実現できる場」づくりを目指している。台湾出身の妻や地域の仲間と子育てを満喫中。

現在の仕事についた経緯

会社へ貢献するには、家庭をある程度犠牲にして仕事をすることが当たり前だと思っていました。しかし、結婚してこどもが生まれたことで、こどもたちに素敵な未来を残して次の世代に繋ぎたいという思いが芽生え、その気持ちが強くなっていきました。
また、コロナで時間が増えたことで、自分の価値観を見直すことができました。自分の人生の根っこには大学時代に、やるべきことも、繋がりも見つけられなかった砂を噛むような日々があることに気づきました。
そして多くの人に「なりたい未来を話し合い実現できる場」をもたらすことを人生の仕事にすることにしました。これまでの経験から、まずマンション住民を対象に、なりたい未来を話し合い、実現する事業を開始しました。

仕事へのこだわり

3つの仕事に価値を感じています。

1.ものごとを前に進め実現する仕事
このときに重要な点は3つあると思います。
①関係者と共通のビジョン・目標を持つこと
 細かいところでは利害が一致しなくても同じ目標に向かっていることを示し続ければまとまることができます。
②Win-Winの関係をつくること
 相手にどの点で実益をもたらせるかよく理解すること。
 そして、精神面でも互いに気持ちよく仕事ができ、信頼し合える関係になるとうまく回っていきました。
③関係者それぞれが主体的に動けること
 ひとりひとりの工夫がうまく噛み合うと到底ひとりでは成し遂げられないことができてしまいます。
 また、主体的に動き結果が見えてくると面白く、力が湧いてきます。

2.もやもやした思いや困りごとを拾い集め形にする仕事
事業を始めるにあたり、多様なニーズ・困りごと・思いに触れ、これらがひとりひとりの中に埋もれていることがもったいないと思いました。これらの情報は資産です。これを共有することで新たなサービスが生まれる場をつくりたいと思っています。

3.人の成長に係る仕事
新卒で就職したときは右も左も分からず小さな失敗を沢山しました。失敗の振り返りこそ血肉になる経験となりました。実務で現場と文献と両方で培った知恵が最も身につきました。学生時代につまらなかった一因は実際に手を動かして貢献できる現場が無かったことでした。
これは多くの人に当てはまるパターンだと思います。これに対して、関わりたい人が手を動かして貢献できる、みんなの成長の場となるプロジェクトを企画しています。将来的にはそんなプロジェクトがタケノコのように生えてくる場にしたいと思っています。

若者へのメッセージ

私は今41才です。一緒に仕事や話しをする人は20代から70代まで様々です。尊敬できると思う人に年齢はあまり関係ありません。尊敬できる人の生き方や自分の経験から4つお伝えします。

1.自分の強みと弱みを分析し、強みを活かすことに集中する
強みによってこそ大きな貢献ができます。弱いところは仲間や組織に補ってもらいましょう。クリフトンストレングスがおすすめです。そして互いに良い関係を継続していくことができます。

2.自分にとって何が大切なのか価値観を書き出す
自分にとっての幸せは何か、何を大切にしているか、何をどうしたくて今ここにいるか、人生でやりたいこと、などを書き出します。そして、なぜそうなのか、自分の根っことなる経験を掘り起こします。有限の人生の中で、いのちのエネルギーを注ぐ対象を明確にできます。

3.お金の知識をつける
私は40才近くになってようやくお金について学び、目が開きました。チャレンジしたりリスクを取るには、生活を維持するだけの基盤が必要です。学校では学べないので、ぜひ早いうちに自身で学んでください。

4.最後に、結婚・子育ては時間を取って向き合えば楽しいです。前向きに生きていれば自分に合う人と会えると思います。