株式会社 鶴 代表取締役

渡邉高之

Takehide Watanabe

やると決めたら徹底的にやる

渡邉高之

略歴

南山大学経営学部卒業。
新卒で豊島株式会社に入社、アパレル事業部にてレディースアパレルの営業に従事。
2015年株式会社サードオフィスに転職、執行役員としてレディースアパレル事業部拡大に従事。
2017年退職、同年11月に株式会社鶴を設立。現在に至る。

現在の仕事についた経緯

経営者を志したきっかけは学生時代まで遡ります。僕は生まれつき内反足という障害をかかえており、そんな中、弟の影響で始めたのがサッカー。小学校低学年頃まではまともに走ることができなかった中、やるからには頑張りたいと朝から晩まで練習し、中学時代には県内屈指のクラブチームに入ることができました。

しかし、内反足からくる身体への負担とそれに伴うメンタルのバランスが保てず、プロへの道を諦め挫折。
その後、目標を失った僕にとって目指したいと考えたのが経営者でした。経営者には年齢制限も無ければ資格も必要無い。求められるのは結果のみ。自分にとってこれほどわかりやすく、モチベーション高く身を置ける職業は他に無いと考えたからです。

経営者としてまだまだ未熟者ですが、今後もこの職業を徹底的に追及していきたいです。

仕事へのこだわり

僕が仕事をする上で大事にしている価値観が3つあります。「自分にしかできないことをする」「劇的な成長を描く」「距離(変化)を意識する」です。

「自分にしかできないことをする」は、労働者がゴマンといる中で、自分じゃなくてもできることは他の人がやれば良く、僕にしかできないことを見つけ、そこに尽力することが自分の存在意義を最大限に発揮でき、世の中に貢献できる一番の方法だと考えています。

「劇的な成長を描く」は、わかりやすく数字で説明すると、例えば売上目標で昨対110%とか120%とかの目標を一般的には設定すると思いますが、僕にはその10%や20%増の力加減がよくわかりません。よって、僕が数値目標を立てるときは昨対200%を掲げるようにしています。昨年の2倍の結果を出そうとしたらやり方も発想も劇的に変える必要があり、昨年の自分を捨てアップデートし続ける為にも、目標を立てる時には昨対200%を掲げています。これは新入社員の時から今まで徹底してきた自分ルールです。

「距離(変化)を意識する」は、自分が行った仕事は結果が出ているのかを問う意味で意識しています。よく、「仕事とは何か?」といった話が出ますが、仕事の定義は理科(物理)の授業で皆さんも学ばれており、W=Fsで表すことができます。W=仕事、F=力(N)、s=距離(m)です。要は「一生懸命頑張った」「疲れた」と言っても、進んだ距離(変化)がゼロであれば成果もゼロであり、仕事をしていないのと一緒。自分の行ったことが距離(変化)に繋がっているかを絶えず問うために意識しています。

若者へのメッセージ

残念ながら世の中は不公平であり、結果が出るまでの努力量には個体差があります。
ただ、そんな不公平さに文句を言っても現状は変わりません。結果を出す唯一の方法は「結果が出るまでやる」この1点のみだと思っています。

結果が出ないと「自分には才能が無い」とか「運が悪い」とかいって諦める人が多々いますが、やって結果が出なければ「もっとやる」しかなく、運が無いのであれば「運を掴むまでやる」しかないと僕は考えています。

もちろんただやるのではなく質の追求も必須です。自分が一度何かしらの目標を掲げたのであれば、目標達成に向けて諦める事なく、あらゆる手段を講じて徹底的にやる。僕も含め天才じゃない凡人が唯一結果を出せる方法だと思っています。

僕もまだまだ未熟で偉そうに言える立場ではありませんが、自分の目標や成し遂げたいことがある方は、自分と徹底的に向き合い、妥協することなく、結果が出るまでブレることなくやり続けて欲しいと思います。