株式会社aun 代表取締役

渡邉創士

Soshi Watanabe

手の届く人に手を差し伸べる

渡邉創士

現在の仕事についた経緯

調理師として5年程働いていましたが、今後の時代を考えたときに、福祉業界の流れが来るように感じていました。祖母が食べていた病院食がまずそうだったことを思い出し、そういう人にもおいしいもの食べてほしい!と高齢者施設の調理師スタッフの面接を受けに行ったんです。すると面接で、委託給食の営業をやらないかと言われました。
戸惑いはありましたが、調理師に飽きているという面があったこと、料理そのものよりも盛り付けが好きだったこともあり、「病院食って面白くないものだからこそ変えられるのでは?」と思い、営業としての入社を決めたんです。偶然とはいえ、やってみたいこととリンクしたんですね。
しかし、入社するとすぐに医療福祉の人材派遣事業を立ち上げることに。経験者が誰もいなかったため私が担当になったんです。
この経験を元に、aunとは別の会社を立ち上げたのですが会社倒産を経験。
その後一念発起し、aunを立ち上げ今に至ります。

仕事へのこだわりと目標

こうなる!これをやる!という感情の部分と、数学的に考える冷静な部分の両軸を持っていたいと思っています。
目標にたどり着く道を想定する場合は、目標までを数学的に逆算して冷静に考える。しかし実際に動くときは、その冷静さが追いつかないくらい感情的になる。これはどちらも必要なことだと思うんです。これが50:50でできる会社は結果が出るように思うので、うまく組み合わせて行ければいいですよね。
私は感情が勝ってしまうタイプの経営者。
例えば、朝一時間くらいゆっくりしながら1日の流れを考えます。この流れが予定通りにいかない時は、大体人と話していても熱くなり過ぎて失敗することが多いです。
個人のことは感情が勝ってもいいのですが、会社のことは論理的な判断を優先させるよう意識しています。

現在「Yumexia(ユメシア)」という、30代の女性エッセンシャルワーカーさんのための情報サイトを運営しています。医療福祉関係の方は、夜勤などもありコミュニティが医療福祉の現場にしかありません。また、お子様を育てながら激務や夜勤をこなすため、他人に依存せずに生活できるシングルマザーの方も多い業界。
主観ですが、こういう方々は内向的な方が多いんです。なおかつ医療福祉の現場は、学校を卒業して就職すると、出勤から退勤まで毎日同じ人と顔を合わせることになりますよね。知識や趣味の場を持ちづらく、SNSをやっている人も多くはない。つまり、みなさん励ましてくれる人がいない中で、毎日頑張っているんです。
このような方々に笑顔になってもらいたいと思って、作ったのが「ユメシア」。
このサイトをもっと世の中のエッセンシャルワーカーさんに知ってもらい、コミュニケーションや学びの場になるサイトにしたいと思います。
始めて半年ほど経ち、少しずつ見て頂けるようにはなりましたが、まずは月間100万PVを目指しています。そして、多くのエッセンシャルワーカーさんを笑顔にしたいです。

若者へのメッセージ

医療福祉関係に関わる人が増えてほしいと思いますが、同じ業界に来れば上も下もなくみんながライバル。私も負けたくありませんし、一緒に切磋琢磨出来たらいいですね。
また、就活は大変だと思いますが、我こそはという方がいればぜひ弊社に来てください。
仕事って最高に楽しいです。私は仕事以上に楽しいことや幸福に感じられることがないんです。一日中笑っている日もあれば怒っている日もあって感情に波はありますが、これは楽しいという証拠だと思います。
ぜひ仕事を楽しめる人間になってもらいたいですね。