株式会社アルテミスビュースカイ 代表取締役

渡部 幸太郎

Kotaro Watanabe

棚からぼた餅

渡部 幸太郎

現在の仕事についた経緯

元々、東京の方で少し修行していました。「まいぷれ」という地域の情報サイトのシステムを担っている「フィーチャリングネットワーク」という会社があるのですが、そこの役員さんとの出会いがありました。たまたまその役員さんが地域通貨の運営に携わっていらっしゃって、地域の課題を解決し、活性化するツールとしてとても面白いなと思いました。地域通貨に惚れて、その人とお付き合いをすることになったという感じですね。
いろいろ話をしていく上で、“地元の商店さんを元気にしていかないといけない”ということになりました。当時その会社が今の「まいぷれ」の運営をしていましたので、いろいろ詳しく話を聞く中で、面白いなと思いました。そして、私が山陰に戻った時に、自分の地元でも展開してみたいと思って始めたのがきっかけです。弊社は地域通貨を中心とした事業を起こそうとスタートしました。

仕事へのこだわりと目標

地域通貨のユーザーは、現状でいうとアクティブユーザーが1500人ぐらいです。通貨のICカード化は我々がやり始めました。ですが、紙よりも当然コストがかかり、さらにはそのICカードを読み取る端末の費用もかかります。そういったものは全てお店さんも負担しなくてはいけないということもあり、ビジネスベースでは相当なユーザーさんを増やしていかないと難しいという話になっていました。
ここ最近はICカードからアプリに変わり、お店に置く端末の負担が一気になくなったため、非常に広げやすくなったということもありますし、ユーザーとしてもより扱いやすくなったと思います。

「自分の会社のライバルの会社はどこですか」というような質問をたまに受けたりします。
我々のやっていることを比較した時に、実はライバルはあまりおらず、今自分の中でイメージしているのは商工会議所のような感じです。
私としてはそれをもう少し超えていくような、何かお役に立てることをこれからどんどんやっていければいいなと思っています。なんとなく「行政的」というよりは、民間の会社が運営している商工会議所のようなものをイメージしています。
地域の皆さんとユーザー、あるいは店舗さんや企業さんと一緒になって、様々な地域の課題解決をするようなプロジェクトをたくさん立ち上げていければと思っています。

若者へのメッセージ

若い人には、時間が自由に使える時にとにかくいろんな経験をして欲しいです。いろんな経験というのも、どちらかというと、初めてのことにトライしてほしいです。初めてのことというのは結構勇気もいりますし、ドキドキするじゃないですか。ワクワクもするけど少し勇気を出して、何でもいいのでどんどん新しいことにトライをして、自分の視野を広げてほしいなと思います。