サンワコーポレーション株式会社代表取締役

脇坂 亮作

Ryosaku Wakisaka

人の前を照らせば我が前も明るくなる

脇坂 亮作

略歴

山口大学工業短期大学部電気工学科卒業後、東芝ソフトウェアグループ会社に入社、6年半のプログラマー経験後、父の病気で地元広島に帰郷し、15年の営業経験後に共同代表として独立、現在に至る。

現在の仕事についた経緯

当時はバブル崩壊の影響で就職難であり、私はソフトウエア会社への転職を断念し、地元の不動産会社に営業職で入社しました。不動産は本当に畑違いの業種でしたが、約15年の営業を経験した後に父親が「そろそろうちの会社に入ってくれないか」と言われた事でそれまでの経験を生かす時が来たと思い、父が経営していた総合不動産会社の有限会社サンハウス(サンワコーポレーション株式会社の前身)に共同代表として入社しました。
当時のサンハウスはとても小さな不動産売買取引しかしておらず、これから10年先のビジョンについてこの会社が本当に良くなる為に何をすべきかを今考えなければならないと思ったからです。

仕事へのこだわり

約15年の営業経験を通して、私は「何のために不動産というものに関わっているのか」を考える様になりました。もちろん不動産売買・仲介・その他様々なコンサルティングでお客様に最適な商品・アドバイスを行い、報酬を頂き、利益を上げる事はとても大切な事です。しかし、それ以上に大切な事は「様々な問題を抱えている目の前のお客様に本当に喜んで頂ける事は何かを常に考え、それに対する回答をお客様に的確に伝える事なのではないか」と思う様になりました。
弊社は広島市南区の広島駅前エリアにある地元目線を大切にした不動産会社として、地元広島の皆様が今お困りの問題について、真摯にご相談を受け、その解決に全力で取り組んでいます。また、営業対応エリアは日本全国からという広いものですが、地元広島のお客様や関係する企業様と共に手を携えて成長する事が弊社の理想とする所でもあり、現在は地元の様々な企業様と営業取引をさせて頂いています。
それから弊社のお客様から寄せられるご相談の中で大きな問題として、相続された空き家の活用をどうするかという問題があります。地元は広島だけれども、現在は就職や結婚等で県外に居住している方から「どの様な活用方法があるでしょうか?」あるいは「弊社に物件買取の査定をして貰いたい」という声が多く寄せられる様になっています。弊社はそういった問題を抱えた皆様の声に最適な回答をするべく、ご依頼された各案件には詳細な調査を行い、初回の調査費用は一切お客様から頂戴しないというスタンスを取っています。

若者へのメッセージ

私が学生の頃は、卒業後の就職先選定基準として「給与の高そうな学部と関係する業種の会社の情報を見て、企業規模と福利厚生等の充実度から面接先を選ぶ」のが既定路線でした。それは現在もそうなのかも知れませんし、現在の混沌とした社会情勢から安全と安心を求める心理は「独立」という選択肢を許してはくれませんでした。
しかし、中には既定路線からはみ出て自分自身の能力を信じ、それを開花させるべく大学卒業と同時に独立する、あるいは大学在籍中から新しいビジネスモデルを構築し、それを実現させる為に行動する若者たちが居るのも事実です。私はその若者が起こした新しいビジネスが成功する、あるいは失敗してしまう未来を見たい訳ではありませんが、その成功や失敗を経験出来るという事に関して、とても羨ましさを感じます。なぜならば、そういう挑戦を出来る事自体、30年前には到底出来ない事でしたし、社会もそういう人材に対して非常に狭い門しか開いていなかったからです。
どうか若い皆さん方は今この時代がどれだけ若者に対して新しい事に挑戦できる環境なのかを理解し、「自分は挑戦する事で夢や目標を実現できるんだ」という自信を持って何事にも真剣に取り組んで頂きたいと思います。