New Frontier Capital株式会社 代表取締役

富本耀月

Kazuki Tomimoto

一日一善

富本耀月

略歴

慶應義塾大学卒業後、外資系石油元売り会社(現エクソンモービル・ジャパン合同会社、企業再編で後に現ENEOS株式会社)にて資金調達、M&A・PMI、経営計画の策定と、発電プラントの建設のためのSPCの立ち上げなどを担う。
その後、不動産テックベンチャー(株式会社GA technologies)にて経理責任者として上場準備を行い、並行して投資型クラウドファンディング事業の立ち上げや家賃債務保証事業の立ち上げ、金融子会社(RENOSY FINANCE株式会社)の立ち上げ、M&AやPMI責任者を担う。東証マザーズ上場後はIR責任者を兼務。
その後WebメディアのM&A・グロースハックを行うスタートアップ(株式会社アルゴリズム)にてM&Aや上場準備責任者としてIPO関連業務を担い、不動産や債権の証券化を中心とした専門士業ベンチャー(New Frontier Capital株式会社)を立ち上げる。不動産証券化協会認定マスター取得。

現在の仕事についた経緯

元々、新規事業の立ち上げや経営企画系の業務をファイナンス・IRやリーガル面の知見と、ITに関する業務経験をもとに促進していく役割を担ってきました。そのノウハウをもとに、本当に価値のある事業や業務を担っている方が、社会に付加価値を提供出来るような事業として成長させていくためのサポートをしようと思っており、副業で資金調達やIPO、M&Aなどのファイナンス領域から新規事業の立ち上げの支援を行っていました。
そんな中、支援先がどんどん増えていき、専門的な知見に裏打ちされたノウハウをもとに、高い熱意や能力、事業構想があるが法的な観点やファイナンスの面での経験豊富な人材が確保出来ずに苦労しているベンチャー企業・スタートアップ企業を支援することで、新しいサービスが生まれ社会に新しい付加価値を生み出すことが出来るように創業しました。

仕事へのこだわり

仕事のこだわりは、どんなにニッチな分野でも良いので、No.1になれるだけの知見を身につけることです。
新人時代からそこは徹底していて、ファイナンスやリーガルの知識の習得や実務経験を積んで、プロジェクトファイナンスやM&Aのプロジェクトマネージメントを手掛ける一方で、純粋な特定の技能に特化した専門家という立ち位置に留まることなく、当時従事していた業界の石油や電力の新規事業や投資事業計画の企画・実行のプロジェクトにも深く関わり、製油所や発電プラントなどの現場にも積極的に足を運びました。
専門領域のバックグラウンドを持った上で、事業の現場の方たちに負けないだけの深さや広さの知見を身に着けることで、より自らのファイナンスやリーガルの知識を元に、大規模なものからスポットの小規模なものまで、プロジェクトチーム全体を若いうちからリード出来たことが今の会社にも活きています。
不動産テックベンチャーで財務・経理・IRの領域で上場準備を行う一方で、金融や不動産の新規事業の立ち上げ責任者として事業や立ち上げの責任者を務めていた際には、従来の業界の知識やファイナンス・リーガルなどの専門領域の知見に加えて、ITに関する実践経験を積むことが出来、ITを活用した金融や不動産などの規制業種の新領域の事業に関して非常に高い専門性やノウハウを提供出来るようになりました。
このスタイルは今後も継続して続けていく予定です。弊社は業界としては金融・不動産・電力といった許認可や行政との対応が重要となってくるビジネスを主領域に、リーガル・ファイナンスの専門士業サービスとその事業の実行に関わるITサービスをワンストップで提供する独自の立ち位置で事業を拡大しています。今後も、現在提供出来るサービスの内容に満足することなく、労務系の専門士業セグメントを立ち上げたり、取り扱う許認可領域を拡大させていくことで、複数の領域の掛け合わせの分野でNo.1となれる場所を増やしていきたいです。

若者へのメッセージ

若い方へのメッセージとしてお伝えしたいことは、“どんなことでも前向きに人よりも努力して取り組んでいたら突破口は開ける”ということです。
今の時代は、好きなことであったり人よりも得意であったりすることを活かして生活していくことがずっと容易になりました。
もちろん、人生をかけて取り組めるような好きなことであったり人生の目標が見つかっていればそれに取り組めば良いですし、もしそういったものが無くても、目の前にある課題や仕事に対して真摯に取り組んで誰よりも成果を出していれば、その領域やその関連する領域でより大きなステージに挑戦しやすい社会になっています。
是非どんな課題や仕事にも人よりも真摯に・誠実に取り組んで、人生の目標を叶えていって欲しいと思います。