株式会社ジェリーク 代表/フードデザイナー

田中淳子

Junko Tanaka

Never too late!

田中淳子

略歴

千葉大学工学部工業意匠学科卒業後、日本テレビアート、大手内装設計会社丹青社勤務を経て、独立。
フードデザイナーとしての活動を開始。空間デザインの経験を生かし、食のみならず空間装飾も含めたレセプション/オープニングパーティーケータリング、フード&デザインディレクション、商品メニュー開発などを行う。
2018年7月、株式会社JERIQUE設立。大手企業を中心にハイブランド、各国大使館などをクライアントに持つ。

現在の仕事についた経緯

幼い頃から手を動かして何かを創ることが好きで、工作や絵画、書道、洋服作りなどをする時間が大好きでした。広告の住宅の間取り図を眺めるのも好きで、小学校の高学年でインテリアデザインに興味を持ち、将来はデザイナーになりたいと考えるように。
千葉大学工学部に入学し、工業デザイン全般について学んだ後に環境デザイン分野に進み、新卒で内装設計会社に入社。店舗内装設計の仕事は通算6年ほど、その間にテレビ美術の会社に転職し、イベントデザインの仕事にも携わりました。
ずっと空間デザインの仕事をしてきたのですが、それまで培ったデザインの力と元々得意だった料理を繋げて新しい価値を生み出したいと思い、独立してフードデザイナーとしての活動を開始。
よく全く違う分野なのにどうして?と聞かれるのですが、ものづくりという観点では全く同じプロセス、考え方で仕事を進めています。料理という世界はとてもクリエイティブで、かつ人の胃袋と視覚にダイレクトに感動を届けることができ、素晴らしく楽しい世界なのです。

仕事へのこだわり

どんな仕事にも共通していえることですが、「相手のニーズを想像し、理解する」ことを大事にしています。案件ごとにクライアントの求めるものは違いますし、うまくまとまっていなくてニーズが明確でない場合は、コミュニケーションを重ねてそれを道き出します。
良くも悪くも人は感情で動いているので、サービスの内容や成果物のクオリティを上げることはもちろんのこと、そこに至るまでのやり取りも大事な要素だと思います。
新しいアイデアを生み出すことは容易ではありませんが、日常の生活の中でも様々なものを観察し、自分なりの感想を持つことをで新たな視点が生まれ、何かを生み出す原動力になる気がします。

若者へのメッセージ

何かを始めるのに年齢は関係ありません。スタートするまでは不安や迷いが襲ってくるものですが、勇気を出して一歩を踏み出せば自然と扉は開いていきます。立ち止まってしまうことがあっても、人生の長い目で見れば一瞬のこと。またいつでも歩き出せます。
やりたいことが見つからない、という話をよく聞きますが、私も未だに見つかったようで見つかっていないような気持ちです。やりたいことはすぐに見つかる人もいますが、時間をかけて少しずつ発見する人だって沢山います。
人の意見に流されず、自分の頭で考えて行動して下さい。
必ず道は開けます!