株式会社ヒューマンスキル・アカデミー代表/カレイドコンパス・インターナショナル代表/NGO TOFA理事長

田中ちひろ

Chihiro Tanaka

Carpe Diem 今その瞬間を精一杯生きる

田中ちひろ

略歴

大手保険会社のミラノ支店マネージャーを経て、2011年に研修・コンサルを行うヒューマンスキル・アカデミーを設立。
2015年に人の思考傾向(脳のクセ)を可視化するオンラインテストをイタリア人のビジネスパートナーと3年かけて開発し、カレイドコンパス・インターナショナルを設立。
さらに2020年、タンザニアの小学校の援助を通して日本の子供たちや大人を元気にするためのNPO法人NGO TOFAを設立。現在も日本、ヨーロッパ、アフリカの3拠点を中心にさまざまな活動、ビジネスを展開している。

現在の仕事についた経緯

学生の頃からカルチャーの違いや人の心理、行動などに興味があり、ミラノでの仕事はその実践、様々なカルチャーの様々な人に接し、学ぶ体験の連続でした。さらに夏季休暇を使って4度アメリカの大学で行動心理学を学び、そこで出会ったイタリア人に誘われ、最初はイタリア人に向けて、コンサルや研修をするようになりました。その後、その活動を日本へも展開しました。
2006年ミラノの電車脱線横転事故に巻き込まれ、九死に一生を得た経験から「世界は広く、生き方も様々でOK。みんなが自分の素晴らしさに気づき、輝いて生きていけるためになにかをしたい」と強く願うようになりました。なので、現在やっていることはすべてその想いを実現するためにつながります。

仕事へのこだわり

20年ミラノで会社員として、そして自分の会社を設立した後は経営者として様々な人と接してきましたが、カルチャーの違い(国の違いだけでなく、世代、環境、バックグラウンドなどから来るすべての違いも含む)は楽しくて自分を豊かにしてくれるものだと信じてきました。違いは自分を知るチャンスでもあり、新しい情報をくれる貴重なもの、そう思って人や状況に接すれば、いろんな困難があっても、結構楽しくやっていけると信じています。
そして「わくわくすること」、意識を研ぎ澄ませて自分の心が何を感じているかを素直に受け止めること、これが長く続けていく原点だと思っています。
そしてもうひとつ、まずは動いてみること、動いたら次の景色が見えると信じて仕事をずっとやってきたように思います。

若者へのメッセージ

まずは「わくわくすること」を何でもやってみてください。最初から最高のものは見つからないかもしれませんが、たくさんやっている中で方向が見えてくると思います。また自分と違うもの、人、国に一杯触れて、たくさん笑ってたくさん感動してほしいです。
そんな中で、必ず、この地球にどこかに、だれもが自分が輝ける場所を見つけることができることを心から祈っています。