心理的安全性ラボ 代表取締役社長

玉居子 高敏

Takatoshi Tamaigo

有言実行・言行一致

玉居子 高敏

略歴

栃木県足利市出身。埼玉大学を卒業後、保育園コンサルティングの会社を経て28歳の時に独立。
女性とのコミュニケーションが苦手なまま保育園経営を始めたことで業績が振るわず、職場の従業員満足度調査(ES診断)で9割の従業員から嫌われているという結果を叩き出したことで一念発起。
心理学、脳科学、マネジメント術を学び、独自のコミュニケーション術を構築した結果、従業員との信頼関係を築き上げることに成功。経営していた保育園を4年で4園から11園まで成長させた後、事業を上場企業へ譲渡。
その後は、自身の経験を活かして「女性が多い職場心理的安全性コンサルタント」として活動するため、株式会社弱者逆転研究所を設立。投資家としても活動する。
2021年、独自のマネジメントスキルを体系化した『「うん、そうだね」と女性部下に言ったら、「信頼される上司」になれた』をWAVE出版より上梓。

現在の仕事についた経緯

女性活用が叫ばれて久しくも、未だにジェンダーギャップ指数が156カ国中120位(2021年)と、G7最下位から抜け出せない日本。
その理由にはさまざまな原因が考えられますが、ひとつは経営者たちによる「女性従業員の管理が苦手」という意識があるのではないでしょうか。

現在の日本は、中小企業の割合が99.7%、うち男性経営者率は99.2%、そしてその経営者の平均年齢は59.9歳。
昭和のど真ん中で生まれ、体育会系の根性論がまかり通る縦社会の洗礼を受けている世代の彼らが、女性や令和の若者たちとの関係性の構築に苦労しているのを多く目にしてきました。

そのような方たちに私の培ったノウハウを提供することで、状況を改善できるのではないかと思ったことがきっかけです。

仕事へのこだわり

相手に価値や効果を提供できているか、ということを常に意識しています。

例えば私は投資家としても活動していますが、数字としてのお金を稼ぐことだけが目的の場合、そこに直接的な価値や効果を提供する相手はいないわけです。

対して、サービスを提供した相手からその対価としてお金をいただく場合は、目の前にいる相手の求めていることに応えられているか、助けとなることができているかが全てと言っても過言ではありません。

そこをしっかりと達成することが、私の仕事へのこだわりです。

若者へのメッセージ

生活の中に、当たり前にAIがある範囲がどんどん広がっている現代。
これから先も生き残っていくためには、「自分らしさ」を見つけることがポイントだと私は思います。

AIが進化するにつれ、今まで社会的地位が高かった仕事がそうではなくなる時代がやってきます。
例えば、医師や弁護士は、医学や法律の知識があることで診察や法律のアドバイスができますが、頭の中に保有できる知識(データ)量はAIには敵いません。診断やそれぞれの患者や顧客に合ったアドバイスというのも、そう遠くない将来、AIができるようになる時代が来るでしょう。

そんな時代に向かっている今、大切になってくることは「自分らしく生きること」ではないでしょうか。

「自分の思う幸せ」に向かって生きていれば、将来何が起こっても自分を見失うことなく、希望を持って生きることができます。

世間や周囲に同調や迎合ばかりしていては、「自分らしさ」を見つけることはできません。

たくさん失敗できる時間があるのが若さの特権です。

「自分らしさ」を感じることにどんどんトライして、自分の進むべき方向を見つけて欲しいと思います。