株式会社竹内代表取締役

竹内直希

Naoki Takeuchi

行動は言葉よりも雄弁

竹内直希

略歴

福岡大学スポーツ科学部卒業。卒業後岡山県水泳連盟に所属し、水泳選手として活動。引退後、2008年に株式会社竹内に入社し家業である錺金具製作に従事。2020年に代表取締役に就任。

現在の仕事についた経緯

学生時代、私は水泳一色の生活をしていました。卒業後も数年間は水泳選手として、練習と試合に臨む日々を過ごしておりました。その時期に、親から金銭的援助を受ける代わりに、水泳生活に区切りがついたら、父の経営している錺金具製造の会社に就職することを約束しました。
ですから強い意志をもってこの仕事を選んだとは正直言えませんが、幼い頃から父の仕事を見ていたためか、ものづくりをすることは自分の中でも自然な流れに思えましたし、父の築いた会社をなくしたくないという思いもあったので、抵抗感なく自然な成り行きで入社しました。それから仕事を続けていく中で色々なものが見えてきて、今はこの会社をもっと発展させたいと強く思っています。

仕事へのこだわり

学生時代に水泳に打ち込んでいた時の私の信念は「自分の限界にチャレンジする」ということでした。
ライバルに勝ちたいという気持ちはあまりなくて、自分がどこまでできるのか試したいという自分への挑戦がモチベーションでした。
そこで築いたスタンスが、仕事に対する私の向き合い方にもなっています。
周りからはそこまでしなくても、と言われるようなことでも、自分がこうした方が良くなると考えたことに関しては自分を信じてとことんチャレンジするし、うまくいかずに立ち止まった時には、私にできるのはここまでなのかと自分に問いかけ、いや、まだできると気持ちを奮い立たせています。
どんなときも妥協をしたくないのは、根底に自分の限界にチャレンジするという信念があるからだと思います。
もう1つ仕事をするうえで心がけていることは、誠実であることです。
仕事を依頼してくださったお客様にはきちんと満足していただきたいですし、商品を使ってくださったお客様には喜んでいただきたい。
できあがった製品の合格ラインを判断するときには、この仕上がりでお客様は本当に満足するだろうかという視点を大切にしています。

若者へのメッセージ

どんなことも主体性を持って取り組んでほしいと思います。
自分の内面と深く向き合って、なんのために自分はこれをやっているのか、どうしてこれがやりたいのか、そこの目的をはっきりと自分で認識できたら、行動が変わるはずです。
周りに流されているような感覚や、人からやらされているという感覚を持っているうちは、なかなか充実感も得られないでしょう。
自分で選んで、自分で決めて、自分の足で歩いているという感覚を持つことが大事だと思います。