M.J WORKS 代表

高木 仁

Jin Takagi

初心忘るべからず

高木 仁

略歴

桃山学院大学文学部中退後にギターケースとスーツケースを抱えて単身上京。
30才手前で音楽を挫折するも、さすがにこの年齢からの就職は諦め(どこも雇ってもらえず) 内装の施工会社を設立する。
約10年続けたが、所詮は下請けのままで業界の体質にも嫌気がさし、 リーマンショックを機に会社を解散する。
現在は、ねこ扉の製作をメインに好きな仕事だけをしている。

現在の仕事についた経緯

大学中退後に上京してバンド活動をしていた為、様々なアルバイトを経験しました。主に建設現場での肉体労働や飲食店の皿洗いです。
さすがに一生続けられる仕事ではなかったので、全て独学で木工技術やデザインを学びました。
2010年頃、富山の会社「タニハタ」がねこ脱走防止とびらをネット販売していた時、 工事の案件を頼まれたのが直接のきっかけです。
2018年に「タニハタ」がねこ脱走防止とびらの製作/販売を撤退したのを機に、オリジナルデザインで製作を初めました。開発には約1年を要しました。
他社が真似できないデザインだったこともあり、全国から一般のお客様をメインに大手ハウスメーカーや設計事務所からも問い合わせを頂くようになりました。
*タニハタは海外でも有名な国内を代表する組子を製作する会社です。

仕事へのこだわり

仕事=労働と考えるとつまらなくなるので、趣味の延⾧と考えています。 誰だって楽しくない仕事を続けるのは苦痛以外のなにものでもありません。
この仕事(天職)に出会えた私は幸せ者でもあり、常に感謝の気持ちを込めて製作しています。
お客様に接する心構えとして、営業トークは一切しませんし、こちらから売り込むこともしません。そこは職人としてのこだわりでもあり、安売りする事、たくさん売る事を目的にしていません。
また、人にできない事、人がやりたがらない事を考えながら、お客様が本当に求めている事が何かを常に考えています。
もの作りの難しさ、ものを売ることの難しさ、売れ続けるものを作るのは、さらに難しいです。 難しいことだらけですが、その高い壁を乗り越えることを目標にしています。
世間から見た職人のイメージは決して良いものではありません。
私は職人のイメージを変える為にこれからも職人を続けます。
こんな職人もいたんだ!とお客様に喜んで頂ける、またその先に繋がっていける 人との出会いを大切にして、邁進してまいります。

若者へのメッセージ

若い方へメッセージなんて言える立場ではありませんが、人生なんてあっという間の一度きりです。
好きな仕事、やりたい仕事を探して続けるしかないです。
安定を求めるか、夢を追いかけるかは、人それぞれです。
目先の利益を求めるか、ぐっとこらえて我慢するかも人それぞれです。
学歴がなくても成功している人はたくさんいます。
学歴があっても成功していない人もたくさんいます。
どうせ自分なんかはと思えば、どんどんネガティブになって、明るい未来は築けません。
仕事に恋愛に悩みや不安はつきないかもしれません。私自身もそうでした。 他人のことを羨ましく思うことも多々あると思います。
周りの事なんて気にせず、自分だけを信じてください。
もちろん人間ひとりだけでは生きていけません。
家族、友人、職場の方、お客様と自分が関わる全ての人を大切にしてください。
そして、日々、人より少し多く努力する事で10年後、20年後に明るい未来が待っています。
昔も今も小学生から塾に通って少しでも良い学校、良い会社に入ることが幸せな人生を送る 近道だと考えている人が多いです。
挫折を味わい、一度ドロップアウトするとなかなか元には戻れません。
大学を中退して、就職さえも出来なかった私ですが、ひとつのビジネスモデルとして参考にして頂けますと幸いです。