株式会社セレッジ代表取締役

菅野直純

Naozumi Sugano

人生一度きり

菅野直純

略歴

大学卒業後、半導体商社を経て海外人材事業ベンチャーに参画する。主に中国、ベトナムから人材を招聘し、2004年より1,000名を超える人材マッチングに携わる。 2010年より中国人材総合サービス最大手(世界4位)中智上海グループ(CiiC)へ籍を移し、上海日系企業9,600社に海外人事サービスを提供する日本企業チームを2012年にGMとして立ち上げる(現日本企業倶楽部・智櫻会)。 労務管理や事例共有のための勉強会企画・実行、セミナーやコンサルティングなどの会員制サービスを提供する人事倶楽部運営と会員企業増加を推進し、同時に中国人従業員をハイパフォーマンスに導く日系企業向け業績評価制度の構築や労務管理対策、多国籍企業に負けない日系企業のための人材採用・人事サービスをサポート。 尚、現在同倶楽部サービスは日系企業4,000社以上を会員として抱える組織へと成長し、現在も欧米企業、中国企業も加入する「中智人事倶楽部」として発展を続けている。 2014年に帰国、東京の大手人材総合サービス企業の事業統括MG、インバウンドプロモーション企業役員を経て2017年より現職。

現在の仕事についた経緯

2004年から16年以上携わる海外人材採用支援事業に携わる契機となったのは、20代に経験した様々な企業やポジションにいた外国人との交流からでした。この中で、多くの外国人が様々な方法でビザを取得し、各々の目標や夢を描いて懸命にこの日本で生きる姿に感動し、自身を奮い立たせる経験から来ているものです。
この経験から、外国人に携わる事業に関わりたいと願うようになり、外国人採用事業を立ち上げたばかりの人材ベンチャーに入社し、この事業に関わるようになりました。その後、上海でのチームビルディングやマネジメント、セールスやコンサルティング、マーケティングの経験を経て日本に帰国。
帰国後、この経験やスキルを企業に還元したいとの想いから新たな採用サービスを構築し現在に至っています。

仕事へのこだわり

「人材の質の向上」「日本側従業員の外国人への理解浸透」「外国人マネジメント」「日本語教育管理」を発展させていくことを考えており、常々、顧客に喜んでいただける人材やサービス、外国人への教育とはどういうものかを考え、工夫することにこだわりを持っています。
また、自社の社員や紹介する人材にはグローバルリーダーになっていってもらいたいとの想いもあるので、そのような機会創出にはこだわっています。
例えば、自社の社員には積極的に海外での面接会の成功に責任と権限を与え、現地まで同行させています。また、海外パートナーとのやり取りをさせることにより、外国人の思考パターンにも慣れてもらうように務めています。
また、人材には彼らの背景にあった職場のマッチングを意識して取り組んでおり、相応しい人材にはグローバルリーダーになるキャリアプランがある会社を積極的に繋げています。

若者へのメッセージ

レールに乗って育成されていく感覚に慣れてしまっている日本の若者に、予想外な場面やルールがないフィールドでのチャレンジ経験を多く積むために、20代後半から30代前半までには海外での経験を積んでもらいたいと思います。
ただ、海外は個性と強みを発揮しないといけない環境ですので、日本にいる間に自分の個性と強みを把握し、その強みを磨いてほしいと思います。
また、その強みで自身を深めて、日本にいる間に異文化環境(他社交流や外国人交流)に触れておき、環境変化に強いメンタルを身につけてほしいと思います。
個性と強みを発揮して、その組織やチームに貢献できると自分で思えるように慣れば、十分海外でも通用するようになるでしょう。
分かりやすいところから始めるとすれば、会議では必ず意見を1ついうなどです。意見を言わない人は会議に出席するだけ時間の無駄です。海外ではそういうところからも問われてくるので、自身の存在価値を作ることを意識して日本での生活に取り組んでもらえればと思います。