World Utility株式会社代表取締役

柴山稔樹

Toshiki Shibayama

迷ったら面白い方を選べ

柴山稔樹

略歴

音楽活動に専念するため17歳の時高校を中退。まさかの1年半後にバンド解散。
その後は4年間サラリーマン(2年:地元中小企業 2年:上場企業)での勤務の後、22歳で会社設立。

なぜ起業したのか

正直に言うと完全に成り行きです。
一緒に起業した役員と同じ会社に勤めていたのですが、自分で会社を立ち上げたいから脱サラすると言ってきました。

実際そのタイミングまでは、起業というワード自体が自分の頭の中にはなかったですし、1つの業種、職種を極めたわけではありませんでしたので自信はなかったです。

もともとその創業メンバーの役員とは高校時代から一緒にバンド活動を行っていた仲間です。
当時から「売れたい」「攻めたい」という気持ちはお互い人一倍強かったので、思い切ってチャレンジする度胸は持ち合わせていたみたいです。

仕事へのこだわり

企業ブランディングを行っている弊社のvalueは「迷ったら面白い方を選べ」です。
これを中心にブランディングを行い、弊社Missionである「クライアントバリューを1%以上上げる」を企業使命として仕事をしています。
どの案件もクライアント企業の企業価値に関わる大切な仕事なので毎回プレッシャーは半端ないです。
長く続く企業ほど舵が切れず苦労しています。ときにはその葛藤に寄り添いながら、企業で大切にされてきた理念や想いを細かく紐解いて、一緒にブランドを作っています。
この仕事の醍醐味は、業種を超えて多種多様な企業と関わり、企業の武器となるものを作って貢献することにあります。
制作したものが世に出るので、その分結果を求められますが、自分たちが作った戦略がぴったりはまったときの喜びは何物にもかえられません。
上手く行くことも、行かないことも様々ですが、クライアントから「会社が変わった」「受注が増えている」「採用応募が増加した」など嬉しい反応はとても達成感が得られますね。

仕事だけに言えたことではないですが、とにかく一回突っ走ってみないと良くも悪くも本質は見えてこないと思うので、一転集中で取り組むことを意識しています。
ない頭で最初から考えすぎて行動していると、大切なことに気づかなかったり、成長できるチャンスを逃がしてしまったりするので、「風を感じてそれに従う」ことを大切にしていますね。

正直、仕事を始めてからの10年間はとにかく運がよかったです。
若輩者が普通なら経験できない場面も数多く経験させてもらいましたし、自分の判断が良い方向に向かうことも多々ありました。もしかしたら悪いことも変換していい方向に考えているだけかもしれませんが。。。

まとめるとするならば、変なこだわりといらないプライドは捨てて本質をしっかり捉え、「風を感じてそれに従う」。こんなとこですかね。

若者へのメッセージ

この媒体を閲覧するとすれば若くても大学生の世代の方だと思いますが、いろいろ考えすぎないようにした方がいいと思いますよ。
弊社に来ている有償インターンの学生と関わっていてもろに感じることですが、いらない固定概念とかいらないプライドを持っている方が多いですね。
ちょっとの背伸びは可愛いですが、自分の身の丈を越えた状況を自分で作ってしまうと大人たちからそれ相応の成果や対応を求められてしまいます。
いまは若者という立場を上手く生かして、したたかに行動することが最善かなと感じていますね。
当然ながら自分なりのこだわりを持つことは独自性という観点において重要だと思うので、はき違えることなく立ち回る力をつけてください。
自分自身が学業を途中放棄して社会に飛び出した人間ですので、たいそうなことは言えませんが、サラリーマン4年、社長6年を経験している28歳から言わせてみると若者も大人たちもみな人間。偉そうに上からものを言われるのは、どんなふうに接したらいいかわからない大人たちのくすぶり的なこともあるので、しっかりコミュニケーションをとってウォールフリーで立ち回ってください。
結局は仲良くなることが一番物事を上手く動かせますから。