オフィスL.I.B代表 人財コンサルタント

里岡 美津奈

Mitsuna Satooka

「今を生きる!」

里岡 美津奈

略歴

短大卒業後、1986年全日本空輸株式会社にスチュワーデスとして入社。
2010年の退職まで国内線、国際線のチーフパーサーとして25年間勤めた。その内15年間は国内外の国家元首担当乗務員としてキャリアを積んだ。
ANA退職後はアメリカの旅行コンサルタント会社’JapanQuestJourneys’の取締役に就任。
現在は日本国内において医療法人や化粧品会社、外食企業などの顧問に就任し、社員の人財開発に尽力している。
その他講演、執筆など多方面で活躍中。
著書に「また会いたいと言われる女の気配りのルール」「伝説のCAが明かす一流になれる人、なれない人の見分け方」「ビジネスで使える 超一流 おもてなしの心・技・体」「3%の女性しか知らない幸せな女の働き方」「断るほどチャンスを掴む女のルール」など多数。

現在の仕事についた経緯

25年間続けたCAという仕事。自分を成長させてくれる、まさに適職であったと思います。
しかし41歳の時に癌が見つかり、体力面から仕事について見直すことになりました。
その後45歳でANAを退職し、今までの経験を活かし、組織の人財育成、開発にCAに求められた多様性(多国籍CA、多国籍のお客様)の中で相手のニーズを掴み、それに応え、満足していただけるサービスを提供するというノウハウが役に立つと確信し、現在の人財コンサルタントとしてステージを変えたというわけです。

仕事へのこだわり

新人時代はとにかくスケジュールに穴を開けない事が今の自分に出来る最低限そして最大限に大事なことだと思い「健康第一」を目標に掲げ、先ず自分のクオリティを確立することに注力していたと思います。
その後キャリアを積む中で、「短時間で相手に良い印象を与え、相手のニーズを察知し、感動レベルのサービスを提供すること!」これを自らの基本品質であると考えるようになりました。
それにより高いコミュニケーション能力と協調性が養われ、日本人にとどまらず、外国の人たちや異文化への理解と適応にも繋がったと思っております。
対応する人や環境が変わろうとも、「接遇」の本質は何ら変わることがありません。また現在の多様性が求められる世の中にあって一番大切なのは、他との協調や理解、更にはその気持ちを表すノウハウであると考えます。
それを具現化出来る人間に自分自身がなるべく、昔も現在も常に大事にしているのが「プロ意識」です。
プロの定義は人によって様々に表現されますが、私はこう考えています。
「常に相手の期待に応えられる人、もしくは応えられるように準備をしている人」だと思っています。
それには、いかに良い習慣を身につけるかがポイントです。
これからもこのアプローチで誰かのお役に立てる自分でいたいと思っています。

若者へのメッセージ

私が座右の銘としている「今を生きる!」を皆さんに贈りたいと思います。
過去にどんな失敗やショッキングなことなどネガティブな出来事があったとしても、決して失望しないで欲しいです。過去は過ぎ去ったことであり、時間を戻すことは出来ません。
そして未来に起きることを今自分自身でコントロールは難しいわけです。リアルに存在を認識し、体感出来るのは、「今」なのです。
その今を精一杯生きて、今の自分の居場所を輝かして欲しいと思います。
今日できることは明日に延ばさず、明日はまた明日精一杯生きるための時間です。癌を経験し、このような境地に立つようになりました。
このメッセージも誰かの心に伝わることを願っています。