The Dream Collective 代表

サラ・リュー

Sarah Liu

不可能なことはない。“I'm Possible”

サラ・リュー

略歴

現在、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)のコンサルティング会社であるザ・ドリーム・コレクティブの創設者兼マネージング・ディレクターです。ザ・ドリーム・コレクティブは、特にテクノロジー業界の企業と協力して、最先端のDEIの実践を通じて、組織に置いて女性の才能を惹きつけ、維持し、発展させることを支援しています。
次世代のリーダーシップ、ダイバーシティ&インクルージョン、そして事業の未来に関する国際的なリーダー、トレーナー、ファシリテーターとして、私はオーストラリアを代表してG20 Young Entrepreneurs' Alliance(YEA)に参加し、日本の内閣総理大臣閣僚会議のAPACアドバイザーも務めた経験があります。
また、最も影響力のあるアジア系オーストラリア人40 under 40(40歳以下の40人)の一人に選ばれ、Googleの地域パートナーにも任命されており、オーストラリアとニュージーランドにおける「National Women in Construction, Engineering, Media and Technology」のリードトレーナーを務めています。

現在の仕事についた経緯

私がザ・ドリーム・コレクティブを設立したのは、職場におけるダイバーシティ&インクルージョンの実践を真の意味で改善し、より多くの女性がリーダーシップを発揮できるようにするためでした。
私が会社を設立した2012年当時、私自身を含め、キャリアの中間段階にある女性に対するサポートやメンタリングの機会が不足しており、それがザ・ドリーム・コレクティブを設立するきっかけとなりました。

仕事へのこだわり

ザ・ドリーム・コレクティブは、テクノロジー分野を中心に、企業における女性の地位を長期的かつ持続的に向上させることを目的としています。大手企業と協力して、ジェンダー平等や女性のリーダーシップを促進することで、世界中の優秀な若いプロフェッショナルに力を与えることが、私の仕事への情熱を高めています。
最近では、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)と共同で、「SheDares」というプログラムを立ち上げました。このプログラムは、特にテック系以外のバックグラウンドを持つ女性が、成長著しいテクノロジー分野への就職を希望する際の障壁を克服し、業界へのピボット(転進)に備えることを目的としています。

若者へのメッセージ

テクノロジー業界に入りたいと思っている若い世代のみなさん、「自分は何を持っていないか」ではなく「何を持っているか」を考えてください。自分の現在のスキルセットや強みが、テクノロジー企業のミッション達成、あるいはそれ以上に役立つかどうかを見極めてください。ズームインするのではなく、ズームアウトするのです。
さらに、自分のアウトサイダーとしての強みを認識することも大切です。Glassdoor社の調査によると、ハイテク企業が募集している職務の43%(つまり53,000件!)は非技術系の職務です。テック系で働くために「技術用語」を理解したり、ソフトウェアエンジニアリングの学位を取得したりする必要はありません。私たちが関わっている多くの企業は、特に営業チームにおいて、技術的なバックグラウンドを持たない候補者に興味を持っています。なぜなら、技術を伝える方法に異なる視点をもたらすからです。