セルプロジャパン株式会社 代表取締役
佐俣文平
Bunpei Samata略歴
茨城大学農学部卒業。
その後、京都大学医学部医学研究科に進学、博士号を取得。iPS細胞を使ったパーキンソン病に対する細胞移植治療法の開発などに従事。
現在はiPS細胞研究所での研究開発をすると共に、2019年にセルプロジャパン株式会社を設立、代表取締役に就任。これまでに多数の論文発表や特許取得、研究費の獲得をしている。
その後、京都大学医学部医学研究科に進学、博士号を取得。iPS細胞を使ったパーキンソン病に対する細胞移植治療法の開発などに従事。
現在はiPS細胞研究所での研究開発をすると共に、2019年にセルプロジャパン株式会社を設立、代表取締役に就任。これまでに多数の論文発表や特許取得、研究費の獲得をしている。
現在の仕事についた経緯
祖母がパーキンソン病を発症したのをきっかけに、未だに治療法が確立されていない難病がたくさんあることを意識するようになりました。その後、京都大学へ進学してパーキンソン病に対する移植治療法の開発に従事してきました。標準治療法には至っていないものでも、治療効果が期待できるものが数多くあることを知るきっかけとなりました。このような新しい治療法の可能性を広げていくためにセルプロジャパン株式会社を設立しました。
仕事へのこだわり
一度大病を患った方の多くは実感されることと思いますが、治療選択肢があるということは非常に大きな精神的支えになります。現在は創薬開発の技術も向上しており、数年前には不治の病であった病気でも、完治が見込めるものも出てきています。私は再生医療を通じてこの治療選択肢を増やしていきたいと考えています。そのためにも研究者として、そして経営者として研究開発の段階から社会実装までを意識した事業活動を意識しています。
若者へのメッセージ
世の中には様々な問題に対してひとりずつが立ち向かっていく必要があります。現在ではコロナが大きな問題のひとつになっていますが、それを支える医療従事者や、治療法開発に取り組んでいる研究者など、未来を支える人たちがいまこの時も多くいます。私は再生医療という切り口から未来を支える一人になりたいと考えています。このように一人ひとりが未来の担い手となることで明るい未来につなげていけると信じています。