株式会社ダイアリー代表取締役

大瀧 由起

Yuki Otaki

命有る限り

大瀧 由起

略歴

島根県立大学看護学科卒業。新卒で島根大学病院脳神経外科勤務。その後、23歳で結婚を機会に関西の病院や訪問看護、老健施設、小児科クリニックを経験。
その後自身の経験をきっかけに心理カウンセラーを取得。そして2010年に元外科医で現在は整形外科医である主人と整形外科クリニックを開院し、2012年に医療法人隆由会の理事に就任する。

2014年看護師を引退し経営の方に専念。クリニックを開院し10年経過した事をきっかけに
2020年に心理カウンセラーとして起業すると同時にNLPコーチの資格を取得。
現在は主に看護師にコーチングを提供している。
その他、各大学や高校・中学校に対しての講義活動もしている。
また、看護師通販雑誌全国No.1アンファミエの連載が2021年3月号よりスタート。2021年2月地元大阪の日日新聞に掲載。
「夢を仕事にした24人の本」の発行に向けて執筆中。

現在の仕事についた経緯

若い時から「死」や「命」に向き合う機会が多くありました。17歳で乳癌になるかもしれないと当時の薬学進学への夢を諦めざる追えない現状、そして19歳で最愛の親友を突然事故で亡くしました。更には、その1週間後には同じ高校のクライメイトが心筋梗塞で亡くなり、その数ヶ月後にまた同じクラスメイトが自殺しました。
次は私じゃないかと本当に怖くなったのを今でも鮮明に覚えています。その時に、人生には「またね」がないんだ、明日会えると思っても会えないことってある、明日は必ずしも来ない現実を突きつけられました。

そして結婚し、育児と家庭、仕事の両立で精神的に病み、一時は命を落とそうかとも考えたこともありました。また双子の出産があまりにも緊急すぎて麻酔なしで帝王切開をした時、「死」を感じました。この世の痛みとは思えない苦しみ、頑張って10ヶ月耐えたのに何故?とここでも命と向き合いました。
そこで、私が何故こんなにも沢山の「死」と直面すべきだったのか理由を考えました。明日なんてない、今を懸命に生きること、そして過去のマイナスの経験をプラスに転換する事で生きやすくなる人が増えれば、日本全体の喜びに変わるのではないか?そう実感致しました。

そこで、カウンセリングとコーチングを重ねる事で、過去の自分と向き合い、本来の自分を取り戻しながら未来志向へ持ってゆく、その人オリジナルの人生を歩めるようになる。最期に「私で良かった」と思える人を増やしてゆきたい、これが私の志明だと思い活動しております。
特に看護師は、自己犠牲してでも他者に尽くす代表的職業と言っても過言では過言ではありません。元看護師の経験を生かし、少しでも「自分の人生を歩める」看護師を増やしてゆきたいと同時に、教育現場に足を運んで未来の日本を担う若者に対し「本当の自分を知ることの大切さ・未来志向の重要性」を伝えていきたいと思います。

仕事へのこだわり

常に、目の前の人に対して懸命である自分を大切にしてきました。それは看護師の時も今も変わりません。その人の人生において自分が関わる事がどんな意味をもたらすのか?その人の利益とは一体何なのか?常に自問自答しながら向き合っております。

人は3〜5歳の環境が今の自分を作っていると言われております。よって人それぞれ意見は違って当然。でもその人独自のその「フィルター」はどこからきたのか?一緒にお客様と探し出し、その人の思考の癖を見つけてゆく事で人は初めてゼロ地点になると感じております。
そこから、目標設定しようやく未来へゆける。

私の心理カウンセリングは、一般的な病の方だけではなく、あくまでも「本当の自分を知る作業」の一つとして行っております。己の過去を知って初めて他者への理解となる。
人は自分のことが一番分からないし、理解するのが本当は怖いものです。何もそれは医療従事者だけでなく、その他人間全てに共通する最も大切な部分だと私は認識しております。
よって、常に「命=時間」に拘りながらその人が一番その人らしく生きられることに焦点を当てて活動しております。

若者へのメッセージ

世の中は激動の変化を迎えております。
農本主義〜資本主義〜情報主義〜感情主義が今まさに到来しています。つまり「心の時代」がやってきたのです。

そんな時代において、自分は何者で、何を成し遂げるために生きているのか?目の前の問題は、いったい「未来のなりたい自分」からのどんなサインなのか?常に自分にWHY?を投げかけられる人であって欲しいと思います。
心の時代は、いかに自分を表現でき、命の価値まで語れる人こそが次世代を担う役割に繋がると思います。アフターコロナ時代では、そのような「常に自分はどういう人間なのか?何を世の中に伝えるために生きているのか?」を語れる人材を求めてゆきます。

先日、文部科学相がキャリアパスポートという教育方針を現小学生から導入してきました。「5年後・10年後の自分を語れますか?」というものです。単に学歴ではなく、未来の自分のあくまでも通過点として現在を捉え進路決定をして欲しいというものです。

私はこの通知が我が子にきたときは「やったあ!」と思いました。目の前の学校や仕事はあくまでも手段でしかありません。
それらを通して、世の中に何を伝えたいのか?それを明確に語れる人になってください。そして、語れる親になってください。こんな怒涛の変化に生きられることは幸せです。
常に目の前のことに感謝し、そして自分自身に感謝しながら前へ進んでください。

心から応援しております。