株式会社オーシーエム代表取締役

押田和浩

Kazuhiro Oshida

No Action No Life

押田和浩

略歴

社会人第一歩は、NTT-ME東北でネットワークエンジニアとして3年間の勤務でした。
そしてCTCテクノロジーでネットワークエンジニアとして3年間、ともにアカウントサービス部門で営業的な要素も経験しました。
その後当社に入社しSEとして12年間の経験値を積み、現在は社内の様々な体制構築や営業等に注力しています。

現在の仕事についた経緯

父が開業し、従業員4人の小さな会社でした。私は当時ネットワークエンジニア、開発オンリーで事業展開していた当社は全くの畑違いであり、入社することは想定外でした。しかし、あるプロジェクトを機に入社することを決意します。それは金融企業における数年に渡る大規模プロジェクトであり、お客様であるプロジェクトマネージャーの補佐として入る大事な仕事でした。「開発スキルはゼロで構わない、ただし高い仕事能力は必要、お前が適任だ」という父の言葉に覚悟を決めました。当時は特にCisco76系分野において、そこそこの地位まで昇り詰めていましたので、全てを捨て挑戦する、この会社を大きくする歴史を築きたいという決意に変わりました。また、信頼をおける同期と後輩を引き連れて当社へ入社することに迷いはありませんでした。

仕事へのこだわり

大前提として、私は優秀な人間ではありません。そして仕事だけに活きる人生は好きではないです。いつもそばに笑いがあり、締める所は締める、のポリシーを大事にしています。のちに仕事引退後何も残らないような、肩書きや権力だけで仕事をする人間になりたくないです。引退してからも仕事を通じてできた多くの仲間と繋がっていける、そのような社会人生活を全うしたいと考えています。

①現在の一番のこだわりとしては、如何に100%に近い情報を把握したうえで判断していくか。
焦点を定めるには、如何に100%に近い事実を把握できるか、が大事になると思います。そのためには会社のあらゆる情報を集約できるような運営ルール作りや体制構築をしていくことが重要と考えています。

②社内体制や新たなルール作りをしていく上で、どれだけ周りの協力を仰ぎながら進めていくか。
何か方法やルールを変えようとするとき、全体に浸透するまでにはそれ相応の時間、体力が必要です。極力多くの人の協力を得ながら変革を進めていく方が、尽力してくれた人間も意識が高まりモチベーションが上がると思います。そうすることで全体に浸透するのも早く、変革への一番の近道になると考えています。一人で突き進めて改革するよりも、得るものは計り知れないでしょう。

若者へのメッセージ

どのような職業につきたいのか、どう仕事をしたいのか、それぞれの思い、目標があると思います。共通して言えることは、どの仕事もヒューマンスキルが大前提になるということです。

また、当社は業務の性質上、基本的に話すよりも聞くことのほうが重要です。
「ヒューマンスキル=人間力=コミュニケーション能力」になりますが、ミスコミュニケーションをなくすために一番重要なのはヒアリング能力だと考えています。例えば質問力、伝える力、雑談力、等々全てが大事です。ただし、お客様または仲間との会話において、如何に本質を捉えたヒアリング能力を発揮できるか、が最重要ポイントになると思います。相手の言いたい本質を捉えることができてこそ、的確なゴールに繋がるからです。

従って学生時代から、この観点でコミュニケーション力を効果的に高めていくことが、一人前の社会人になるための近道になるのではないでしょうか。

そして、夢を持ち続けることはとても大事です。その目標から逆算してアクションプランを策定し一歩ずつ積み重ねていくことは、一生涯の糧となるに違いありません。