一般社団法人 EDUCATION design代表理事

小野田一樹

Kazuki Onoda

Pay it Forward

小野田一樹

略歴

1974年生まれ、静岡県富士宮市 出身。
一般社団法人 EDUCATION design 代表理事、株式会社WATASU取締役、宇都宮海星女子学院中学校・高等学校 校長補佐。
株式会社JTBにて教育事業を担当し、学校行事のプログラム開発に携わる。
2020年6月に、一般社団法人 EDUCATION designを設立。
同年7月、神奈川県川崎市にSDGsを運営に取り入れた保育園「みらい保育園」を開園。
同年10月には、第4期かながわSDGsパートナー企業に認定・登録される。
また、2021年4月より、私立中学校・高校に勤務し、21世紀で活躍できる人材を育成するための学校改革にも取り組んでいる。

現在の仕事についた経緯

20年以上も教育に関する仕事に携わってきて「子どもの成長に関わること」にやりがいを感じていました。この仕事を通して、私自身も大きく成長できると考えています。
保育園を作るきっかけは、ここ数年で頻発している児童虐待のニュースを見るたびに、夜も寝られないくらい考えこんでしまったこと。何度も保護されていながら守れない命、7人に一人といわれる子どもの貧困や格差の問題、児童相談所の現状など。日本は世界有数の先進国でありながら、なぜこのような社会的弱者に寄り添えないのだろうかと考えるようになり、まずは、私自身が当事者になって考えてみようと思い、保育園を経営することにしました。

仕事へのこだわり

改めて振り返れば、若い頃から、既存の手法やシステムについて「これが最良の方法だろうか?」「もっと違うやり方があるのではないか?」ということを考えることが多かったと思います。今で言うクリティカルシンキングに近い感覚だったと思います。
また、新しいことを考えることが好きなので、社内の新規事業の公募には、何度もチャレンジしていました。一度も採用されませんでしたが(笑)。それと7~8年前くらいから、社会起業、CSVなどのワードを耳にするようになって、非常に興味を持っていました。社会課題をビジネスで解決できるって魅力的だなと。それから、日々、自分の頭の中でビジネスモデルを勝手に考えるようになっていって、社内外の関係部署に企画書を持って飛び込んだりしていました。思いついたら、まず行動する。という考え方が、私の原点だと思っています。

若者へのメッセージ

これからの社会は、正解のない社会です。今の常識は、数年後の常識とは限りません。むしろ、変わらないことの方が少ないかもしれません。ですから、これまでの常識や既成概念、慣習や前例に囚われることなくチャレンジして欲しいと思います。