株式会社エクセレントケアサポート 代表取締役社長

大川寛正

Hiromasa Okawa

勇猛邁進/一期一会

大川寛正

略歴

大学院修了後に医療機器メーカーに入社。プロジェクトマネージャーとして商品の企画・開発・販売業務を6年経験。医療機器メーカー退社後、2020年にエクセレントケアサポートを設立。

現在の仕事についた経緯

両親が運営している介護施設を訪問する機会があり、そこで終末期の看取りや緊急搬送の現場を目の当たりにしました。私は声も出ないような状況でありましたが、現場の職員が正確にテキパキと指示や行動をしていたことに非常に感銘を受けました。同時に、その職員の方々の高齢化が進んでいることに気づき、社会課題である介護士不足の解決にはもっと若い方に興味を持ってもらう必要があると感じました。
そこで、私自身商品の企画・開発を行っていた背景により、介護職員の負担軽減や若い方に興味をもってもらえるような介護ロボットや医療機器などの新しい商品で、社会課題に挑戦したいという思いが強くなり、起業を決意しました。

仕事へのこだわり

「常識にとらわれず、新しい常識に挑戦する」これは弊社の経営理念としてもかかげておりますが、新しい商品やサービスを生み出すためにはまず常識にとらわれないことが大前提としてあると思います。ただし、これは常識がない人になるとか、常識外の行動を推奨しているわけではなく、マナーや礼儀など基本的な常識は念頭に置き、常識にとらわれない考え方を常にするように心がけるという意味です。
とはいっても、自分一人で考えていると固定観念にとらわれがちになるので、私は人との出会いを大切にしてきました。特に面白い事業展開や自分では考えつかないサービスを展開されている方には出来るだけ積極的に話を聞きに足を運んでいます。色々な方から話を聞くことで自分との価値観の違いに気づき、凝り固まった固定観念が取り払われ、新たな手法や面白いアイデアが浮かんでくることもあります。また、自分の関連分野でなくても新商品や新サービスが出た場合も、なるべく自分で見て、手に触れ、体験するようにしております。

若者へのメッセージ

介護と聞くと、家事手伝い、介助などの重労働、また3K(きつい、汚い、危険)の現場などの負のイメージを持たれている方が多く、敬遠されている方も多いのではないでしょうか?
私は、現在、介護業界は、介護職の方の働き方に関してパラダイムシフトが起きていると考えております。最新のテクノロジー、ICTなどを活用した現場づくりが進み、各種センサーを活用することで、利用者様のバイタル状況や居室内での行動を把握することができるため、利用者様には安全、安心に生活して頂けるようになるでしょう。
また、これらにより介護職員の業務の効率化や精神的負担の軽減もできるようになり、介護業界で働くハードルは低くなってきていると感じています。もし将来に悩まれている方がいらっしゃいましたら、将来の選択肢の一つとして介護業界も一度検討して頂けると幸いです。