東大紙器株式会社代表取締役

大原 仁志

Hitoshi Ohara

話術は武術

大原 仁志

略歴

大阪学院大学経営学部卒業。大手紙器メーカーに就職し、基礎を身に着ける。営業や知識のスキルを得て、東大紙器株式会社に入社。創業100年目に代表取締役社長として就任する。現在は、全国のお客様とお取引をいただいています。

現在の仕事についた経緯

小さい頃から、親が働いているのを見ていたので、自分が少しでも力になりたいと考えていた。
この業界全体が高齢化しているのを感じ、今の時代のニーズに合ったアクションを起こし、この会社を、社会の変化に柔軟に適応ができる会社にしていきたいと思っていた。

仕事へのこだわり

ただ依頼されたものを、頂いたデザインで作り、納品する。
という従来の紙器製造メーカーの商売の仕方には限界を感じていました。
なぜならそこには最後までついて回るのが、価格、値下げ合戦。
その負のスパイラルに陥らないために、を常に意識しています。
その頃から、「パッケージ」と言う意味の再定義を始めています。
ただ紙の箱を作ると言うことではなく、全体のトータルパッケージを意識しています。
簡単に言うと、その商品を
どのような市場の、
どういう顧客に、
どういうコンセプトを持って 、
どういう見せ方で、
どういう手法で売って、
どういう形でお客様に届けて、
さらにどういう売り方をしてもらうか、
その後どう拡散してもらうか、
までのトータルなものづくりを「トータルパッケージ」と再定義しました。
これにより、ただの1個がいくらの価格競争ではなく、
プランニング・デザイン・マーケティングを踏まえた上での製造、売り方・届け方となり、
これが他社との差別化となります。
ただの包装資材屋ではなく、コンサル的なこともし、
お客様にとって商売繁盛を目指す上で必要なチームの一員として
何役にもなれるようにと心がけています。
今の時代、美味しくて当たり前、見栄えが良くて当たり前。
非常に差別化もしづらく、まさに供給過多の時代です 。
良いものを作っても売れなければ意味がない、
消費者に届かなければそれはただの自己満足です。
トータルパッケージ=箱 を通じて
市場により多く商品・感動・体験を届けるお手伝いをさせて頂きたいと思います。

若者へのメッセージ

僕はまだ何も成し遂げてないので偉そうなことは言えませんが、
まず思うことは、「すべての経験を糧にしよう」ということです。
どんな行動も糧になるはずです。それは、あなただけのオンリーワンの武器になるはずです。
何をやるにも 常にそういう意識を持って取り組むことが大事だと思います。
そして学んだことや知識は自分のものにするために常にアウトプットする事を意識して下さい。
動画やブログで!
今からの時代は自らをセルフプロデュースし、発信し続けないと世の中に見つけてはもらえません。
面接前にみなさんが企業の社長のSNSを見るように、面接官もあなたのSNSを見ています。
それを意識しながら発信し続けていますか?
挑戦して、行動し、軌道修正し、挑戦をする、そしてまた行動する。
このループでしかないと思っています。
どの世界も安定なんてありません。一度きりの人生。
勝負時を見極めれるように常にアンテナを張って行動して下さい。
そこでここぞと言う時に勝負をかけましょう。
人生を賭けた勝負を!
最後まで読んで頂いた方に私の大好きな言葉を!
おもしろきこともなき世をおもしろく …全力で!