一般社団法人学生自主研究推進機構 (SINAPS)理事長

小倉由未佳

Yumika Ogura

思い立ったが吉日

小倉由未佳

略歴

高校生の頃に非常に飲みづらい薬を処方されたことをきっかけに、4年制薬学部への進学を目指し、現在は明治薬科大学に在学。大学1年生のときにSINAPS(法人化前)代表と出会ったことをきっかけにSINAPSの活動に参加。
現在は一般社団法人学生自主研究推進機構(SINAPS)3代目理事長として、学生の異分野交流を支援している。

現在の仕事についた経緯

大学1年生のときに所属していた学生団体のイベントで一般社団法人学生自主研究推進機構(当時は任意団体SINAPS)の初代理事長と出会ったことがきっかけです。
当時の私は研究に興味はあったものの「そもそも『研究』って何だろう?」と分からないことだらけでした。初代理事長との出会いをきっかけにSINAPSが開催している研究発表会に足を運ぶようになり、同世代の様々な発表に刺激を受けました。そして、だんだんとゲストではなくホストとしてSINAPSのイベントに携わるようになりました。

若者へのメッセージ

興味は時に自分の強みになることがあるのではないでしょうか。
私は興味をもった物事への行動は早い方だと思います。SINAPSのイベントに参加するようになったのも研究に興味があったからです。
他にも、なんとなくフォークリフトを運転してみたいと思い教習所に通ったり、教習所で見かけた小型クレーンや玉掛け、ガス溶接も自分でやってみたいと思いまた教習所に通ったり。「この曲を歌っているアーティスト好きだな」と思ったらライブに行ってみたり、「この選手のプレーすごいな、見てみたいな」と思ったら球場に行ってみたり。
すぐに興味への熱が冷めてしまう時もありますが、「広く浅く」は悪いことではないと思います。興味の幅が広ければ広いほど、会話の幅が広がりますし、色々な人と会話を楽しむことができます。分からないことは詳しい人に聞けば、よりその人との交流を深めることができて、自分の知識も増えるので一石二鳥です。逆の「狭く深く」でも、特定の事柄についてじっくりと話せるので、話が合う人同士の会話がとても弾むと思います。しかし「狭く浅く」は少しもったいないような気がします。私の場合は興味の幅が強みであると思っていますが、興味に熱中していればそれは強みと言えるのではないでしょうか。何か一つでも、少しでも、興味をもつことがあればその興味を大切にしてほしいです。