中村工業株式会社代表取締役社長

中村 哲也

Tetsuya Nakamura

一期一会

中村 哲也

略歴

八代学院高等学校(現神戸国際大学附属高等学校)卒業。東京製綱株式会社に5年間勤務。1990年中村工業株式会社に入社。2009年より代表取締役社長。和風総本家などテレビ出演多数。ボランティア団体芦屋ビーチクラブ主催。

現在の仕事についた経緯

私の父がワイヤロープ加工の仕事をしており、物心ついた時から工場にもよく遊びに行き、父の働く姿を見て育ちました。大きくなったらワイヤロープの仕事をするだろうなというのはずっと頭の中にありましたので、自然にこの世界に入りました。
それ以来、ワイヤロープのことは夢の中にも出てくるほどで、常に頭の中にあります。この仕事は私の天職と考えています。

仕事へのこだわり

ワイヤロープは普段、表に出ることはありませんが、「産業の命綱」とも呼ばれる、なくてはならない重要な製品です。我々は日本の産業を裏で支えているという自負があります。中でも弊社では高品質で安全な製品を短納期で届けることを大切にしております。
人と同じことはしたくない。中村工業にしかない製品を作りたいというのは常に考えています。
これまでにもいろんな製品を提案してきました。
東京製綱での勤務時に提案した高強度玉掛け用ワイヤロープ「ハイクロス」。
ワイヤロープに巻きつけるクッションカバー「くるっと」。
他にも常に新製品の開発を考えております。
ウェブサイトも他社に先駆けて1997年にスタート。
最近はテレビやメディアにもよく取材されるようになりました。
2016年にはアメリカの吊り天秤メーカー、クロスビー社の日本総代理店、2019年にはイギリスの吊り天秤メーカー、モジュリフト社の日本総代理店、同業他社の事業継承等、ここ数年大きな出来事が続き、現在ではワイヤロープの加工をする会社から、重量物吊り上げ製品をトータルで扱う会社に成長しました。

若者へのメッセージ

父の言葉に「人生は、何かひとつのことをやりきってこそ、その先に未来が開けるもの。何事も、辛抱なしに大成はあり得ない。」
とあり、大切にしています。
社会人になると一日の大半は会社で過ごすことになります。できれば尊敬出来る人を見つけて、学ぶ姿勢を大事にするとうまくいくのではないでしょうか。
仕事を辛いと思うこともあるかもしれませんが、せっかくなら楽しく仕事が出来るように努力したいですね。
時間が経つのはあっという間です。
一度きりの人生、楽しいことも辛いこともありますが、この世に生まれたことを感謝して、人生を精一杯楽しみましょう。