合同会社NINE 代表

中嶋哲平

Teppei Nakajima

今日も1日、小さな成功を積み重ねて

中嶋哲平

略歴

東京都出身。
元ミュージシャン志望がたたって北米のカルチャーに傾倒、20代で始めたスノーボードをきっかけに国内の山々を点々とした後、カナダのワーキングホリデイプログラムに参加、料理人のバックグランドに助けられ世界No.1のスキー場、そしてマウンテンバイクの聖地であるウィスラーにて4年間の夏冬ライド三昧の日々を送る。
2007年より北海道はニセコに活動の拠点を移し、夏はマウンテンバイクコースの造成(トレイルビルディング)、インストラクター/ガイディング、マウンテンバイクツーリズムのコンサイルティングを。また冬はスキー・スノーボードインストラクターとして活動。
今までにMTBまたはスノーボードで訪れた場所は国内各地はもちろん、海外では前述のカナダ以外にもニュージーランド、ドイツ、ベルギー、スイス、イタリア、台湾、香港と多岐にわたりその場所場所のシーンを感じ取って、それを仕事に生かすことに情熱を捧げている。

現在の仕事についた経緯

帰国後カナダ・ウィスラーでの四季折々のアウトドアスポーツとしてのマウンテンバイクとスノーボードの楽しさや、そこでの経験を活かした生活をしたいと考えていたところ、日本国内にはマウンテンバイクができるところはあまり無かったので、まずマウンテンバイクコースを自分で作れる場所を探しました。
また北米では賑わっているスキー産業も少子化・高齢化で日本では衰退し始めており、インバウンドが今後重要になると考えから、海外のお客様に楽しんでもらえる素晴らしい山岳環境や雪(パウダースノー)、そしてユニークな人材が集まるニセコを選択。当初はスキー場に就職する事も考えましたが、やりたい事に集中し実現させるために独立を決断、NINEを立ち上げました。

仕事へのこだわり

自分がひたすら拘ってきたのは“諦めない事”。
20〜30代ではお客様に対面で喜んでもらえる事を重視し、自分の技術/パフォーマンスの向上に沢山の時間を費やしました。雇用されているときは従業員は会社が用意してくれた舞台の上の役者の一人だと思っていて、お客様とプロデューサー/監督(会社)の求める演技を演じる事にひたすら集中していました。ただし“中嶋哲平”と言う個性/ユニークさを最大限活かせる場所を選んで仕事に勤しんでいましたので、そう言う意味では今までお世話になった会社・上司等にはわがままを聞いていただき本当に感謝しています。

現在は会社の代表をしておりますがまだまだ弊社も小さな組織ですので、プロデュースから演者まで役割も増えてきました。そんな中、働いてくれているスタッフには働きやすい環境/舞台を用意し彼らの可能性を活かし、一緒に切磋琢磨しながら公演を行っていく気持ちでおります。

ちょっと話がエンターテイメントよりですが、実はスポーツツーリズムはまさにエンターテイメントだと思っていて、弊社はニセコと言う環境=会場を上手く生かしながら、どうしたらマウンテンバイクやウィンタースポーツがお客様の思い出に残る最高の体験、他では味わえない体験にできるかをひたすら考えています。

そしてそんなニセコでの実験や成功体験をもとに、日本でマウンテンバイクやスノースポーツ、そしてインバウンドと言った切り口から地方創生を行いたい地域や企業を応援し、日本が元気になっていく事を目指しています。

若者へのメッセージ

私自身は決して裕福で幸せな家庭に育ったわけではありません。当時父は売り出し中の陶芸家で、バブル崩壊によって顧客が一気に離れたため私と弟は難しい幼少~青年期を過ごしました。それでも両親は私たちの可能性を信じ、それを伸ばす事には協力を惜しみませんでした。そのおかげで今の自分たちがありると信じています。

残念ながら世の中は平等ではないし、新型コロナで世界中大変な時を過ごしています。そんな中この人生ゲームをどう楽しむか?そこには喜びと感謝が大きな役割を担っています。心の底から嬉しいと思える瞬間、何かを達成した時のあの気持ち、そんな自分たちの成功体験を追い求めてみてください。

まずは1年後、3年後、5年後と行った少し先の目標を設定してみましょう。自分が将来こうなっていたいと言うイメージを持つのが大切です、それは仕事や趣味、家庭に関してでも良いと思いますがそれらはあなたと言う人格を通してつながっていることを忘れずに。もし目標が遠くて気が滅入る様なら、時々立ち止まって自分が歩いてきた道を振り返って成功体験を思い出しましょう、先を見るばかりじゃなくて。

怖い瞬間もあるし、大変そうで面倒くさくてやる気がでない時もあります、それでもやってみると何かしらの結果が出るはず。そして、チャレンジしたあなたはちょっと前のあなたより成長し、自信も持てるはず。その一歩一歩の積み重ねを大切にして行けばきっと目的地に辿り着けます。