株式会社ハヤシダテクノ代表取締役

長澤 里香

Rika Nagasawa

企業は人なり

長澤 里香

略歴

チチェスターカレッジ卒業。卒業後は語学を活かし海外就職を志す。人生初めて内定を頂いたアメリカ・フロリダ州の企業は渡米1カ月前に9.11により、内定取消へ。大きな挫折を味わう。その後、オランダアムステルダム某ホテルで海外勤務を4年経験。帰国後、東京・大阪の専門学校で教員として9年勤務。35歳の節目に、現在の会社、株式会社ハヤシダテクノに転職。当時代表だった母から、会社愛と業務内容を受継ぎ、現在は代表取締役を務めている。

現在の仕事についた経緯

幼いころから、母の仕事(現在の株式会社ハヤシダテクノ)を近くで見てきました。
学生時代には現場仕事も経験し、女性だからと言ってバカにされたくない!という一心で、朝早くから暗くなるまでヘルメットを被って仕事をしていたことを思い出します。

35歳は私の中で転機でした。
世の女性であれば一度は考えることがあると思いますが、出産や子育てを経験したい気持ちと、社会で責任ある立場での仕事を続けていくことの両立。
しかし現実はなかなかそうも行かず、仕事から離れられずにズルズルしていたあの頃。母はまだまだ元気ですが、その頃家族の中で会社の後継者問題が挙がっていたこと、また私自身子育てと仕事の両立を望むタイミングが重なり、転職を決意しました。
これまで携わってきた業界とは大きく違いますが、これまでの経験が生かされているという実感もあり、『すべては繋がっている』『無駄な経験は一つもない』と、つくづく感じさせられます。

この会社で働けて良かった。そう感じてもらえる会社にしていくことが、私の全てです。

仕事へのこだわり

仕事へのこだわりは、たった一つ『誠実さ』です。
人(社員、お客様、会社に関わる全ての方)に隠しごとをしなくてはならないような仕事をしないということが私のポリシーです。

若者へのメッセージ

私は以前、専門学校で教員をしていたので、ティーンネイジャーの子たちが、将来について、『やりたいことが見つからない』悩んでいる姿をよく見ていました。
やりたいことは、そんなに簡単に見つからないんじゃないかな。
やりたいことが見つからなくたって、いいんじゃないかな。

今、目の前にある〝TO DO〟を、
ただひたすらに、真っ直ぐ、必死に、黙々と、やってみることが大切なんだと思います。
やりたいことは、見つけるのではなく、目の前のことをやってみた先に必ず見えてくるものだと私は思っています。

もし、まだ見えてこないとしたら、
もしかすると、今ある目の前のことに、まだまだ必死になれていないのかも。

現在の職に就いた経緯の中にも書いていますが、『無駄な経験は一つもない』と思うし、今悩んでいることも、必ず将来に繋がっていくと思います。