株式会社東亜電機製作所代表取締役

水野 宏之

Hiroyuki Mizuno

Give&Take 自分から先に動く

水野 宏之

略歴

京都教育大学教育学部卒業後、地域金融機関に入社。支店営業を6年経験後、本部勤務。在籍中に中小企業診断士と経営管理修士を取得し、公的投資会社に転職、地元商社の経営管理部長を経て、2020年9月に独立、10月に制御盤メーカーを買収し、代表取締役に就任。現在に至る。

現在の仕事についた経緯

サラリーマン生活20年の中で幾度となく独立したいという思いが強くなる時期がありましたが、結果として2020年がベストなタイミングであったと考えています。
それは、ここに至るまで様々な方々とのご縁が導いてくれたことであり、結果として独立して会社を設立するという形になったと思っています。
私自身、手に技術をつけているわけではなく、ITに強いわけでもなく、ただ経営という仕事をやりたいという思いだけで独立しました。幸い、その支援をしていただける仲間がいたことが強く私の背中を後押ししてくれましたし、今彼らとともに同じ夢を追いかけられていることはとてもありがたく幸せでなりません。

仕事へのこだわり

私が仕事を行う上で大切にしていることは、すべてのことに目的があると意識し続けることです。目的がないと迷ったときに判断する軸がブレます。どんな小さなことでもすべてに目的があり、目的がないのであればやる必要がないということになります。
私がそう考えるのは、組織に属し、数多くの無駄な会議や無駄な業務を目の当たりにし、その無駄が存在する根本的な理由を深く考えていくうちに、その答えとして、「目的が曖昧」であることに気づいたからです。

目的は事業活動の全てを支配するといっても過言ではありません。そもそも会社が事業活動を行うのはその目的を達成するためであり、目的に依り、目標も行動も全てが変わってきます。

経営者という仕事に就いてから、その思いは更に強くなっています。会社の最終的な決断を行い、責任を負う経営者は、会社の目的を考え続け、従業員に伝え、理解してもらい、その目的に向かって日々業務をしてもらう存在です。経営者がその目的を見失えば、従業員を路頭に迷わせることになります。

日々様々な判断をする経営者も迷うこともあれば、わからないこともあります。その時、支えになるのがまた目的であるとも思います。ブレない目的を定めると、日々の行動や思考がその目的に合致しているかを確認することも可能になります。

何のために会社は存在しているのか、この先も継続し発展し続けていかなければならないのか、それは唯一、会社が存在する目的のためであり、目的を深化させていくためだと思っています。

若者へのメッセージ

多様化された現代において、年齢で優劣をつけることに意味があるとは思いませんので、アドバイスというのは非常に烏滸がましいです。
一言だけ。
できるだけ浅い年齢のうちにやりたいことを見つけてください。見つかればどのようなジャンルのことであろうが自信をもってやってください。やりたいことが変わればまた新しいやりたいことをやってください。
その瞬間のご自身の判断に間違いはありません。ご自身を信じて生きてください。必ず生き抜いてください。