セルフリジェネレーション合同会社 代表社員

三好海斗

Kaito Miyoshi

運根鈍

三好海斗

略歴

1988年東京で生まれる。
高校中退後、建設現場作業員を6年経験、その後、不動産仲介業(中古・新築)を5年経験、不動産仲介(中古)×リノベーション提案を5年経験し、セルフリジェネレーション合同会社を設立。
リノベーションに向く物件を売りたい人と買いたい人をマッチングするサイト「リノベ向き物件.com」を開設・運営。

現在の仕事についた経緯

高校中退後、建設作業員だった父への憧れで高層ビルの建設作業員で働きました。
数年たってから腰痛をきっかけに転職を検討していたところ、出会ったのがこの不動産業でした。地元密着型の不動産会社に入社した際に、不動産売買の楽しさを教えていただき「こんな職業は他にはない!」と確信しました。
不動産(物件)って唯一無二でお客様のご要望も十人十色、私だけかもしれませんが毎日、お客様の宝探しを代理している感覚に近いんです。
最高に楽しい業界だと思っています。開業のきっかけは、古い慣習の不動産業界を時代に合った形で、お客様ファーストのサービスをITの力でご提供できると思い、2020年にセルフリジェネレーション合同会社を設立と、業界初となるリノベーション向き中古不動産の個人マッチングサイト【リノベ向き物件.com】を開設しました。

仕事へのこだわり

人生の中で「住まい」が一番の出費になる方が殆どだと思います。そんな住まいを「あなたに任せて良かった」と思われる仲介に拘ってきました。
簡単に売却できないのが不動産です。購入時には物件の魅力とネガティブ部分もしっかり理解しご購入いただくことで、満足度の高い住宅購入ができると考えております。
なぜ、その拘りが自分の仕事のスタイルとして確立されたかと言うと、理由は2つあります。

1つ目は、現在の日本の年金制度では住宅購入をせず、一生「賃貸」で生活するということはほぼ難しいと考えております。
私の曾祖母が賃貸で年金生活でしたが、建物の老朽化により退去を求められ、新たな賃貸物件を探す際に非常に困っておりました。賃貸オーナーも年金生活の年配者への賃貸は、孤独死リスク等が高いことから貸し渋ることが多く、借りられる物件がすごく少ないのが現状です。老後の年金生活者にとって、2年に1度の更新料や引っ越し費用の算出は難しく、若いうちから老後のための預金をして準備していなければ普通に生活することすらできないのです。私の曾祖母のような住宅難民を出さないためにも、若いうちに住宅購入を行い、資産形成をすることで、将来的にも安心して生活できる住まいを手に入れられると思います。
現在の状況だけで判断して不動産の売買を勧めるのでなく、できる限り将来を考えたうえでお客様に合った提案をすることが不動産仲介業としての役割だと考えております。

2つ目は、日本の不動産情報は不動産業者のみが閲覧できるサイト(レインズ)が存在し、不動産情報の透明性や交渉状況の確認は不動産仲介業者を介さず行うことができません。
不動産仲介業者を介さず、取引の状況をタイムリーに確認できるシステムがあれば、情報に信頼性が生まれ、より売主・買主の利益確保に繋がると思い、不動産取引の適正化の実現するために【リノベ向き物件.com】というサイトを開設しました。

上記の経緯から、今の私があり、独立を決意しました。

また、今後は中古不動産市場の活性化とスクラップ&ビルドからの脱却による環境問題への配慮と業界の古い慣習をなくし、時代に合った不動産取引がスマートに行えるよう今後もサービス展開をしていきたいと思います。

若者へのメッセージ

人と違うことをすることを恐れず、自分を信じて進めばよいと思います。
1回目から成功する人は誰もいませんし、私の人生も失敗だらけですが、必ずその失敗を乗り越えてきて今があります。
過去を変えることはできませんが、今からの自分は自分の意識で必ず変えることができますので、過去の自分に縛られるのでなく、未来の自分はきっと良い自分になっていると思い成長していくことが大切だと思います。

人生に近道はない。
一歩一歩前進あるのみ。