株式会社BOND 代表取締役

三次将裕

Masahiro Mitsugi

提案力と対応力

三次将裕

現在の仕事についた経緯

高校卒業後は不動産・建築関係の営業職として勤めていました。不動産関係の道に進んだのは、取引金額の単価が大きく、やりがいがあると思ったからです。こちらで古い建物をフルリノベーションする仕事に携わったことが、現在の事業のきっかけとなりました。
しかし私自身はもともと起業願望がありましたし、お客様から「やってみたら?」と背中を押して頂いたこともあり、数年勤務した後に意を決して独立しました。
現在は賃貸物件や個人宅のリフォーム業が主軸事業で、創業7年目を迎えます。

仕事へのこだわりと目標

不動産業界では、とにかく高額の物件を問答無用で売りつけるような不誠実な業者も見受けられます。よって弊社で営業を行う際は、お客様に不動産に関する最低限の知識を学んで頂くところからスタートするようにしています。
もちろん専門的な知識もあるので、弊社からもレクチャーをさせて頂きます。そして右も左もわからない状態から脱せたところで、購入物件についてのご提案を展開していくという流れです。
すると、お客様自身で物件の良し悪しがわかるようになっているので、お取引のミスマッチも防げますし、弊社の提案の妥当性やメリットについてもより理解して頂けるようになります。お互いにとってきちんとした信頼関係を築くためにも、この点にはこだわっていますね。
裏を返せば「とにかく良い物件を出して」と、こちらに丸投げしてこられるようなお客様では弊社とはあまり合わないかと考えています。

今後の目標としては、県内で「賃貸リノベーション」というキーワードが出たら、まず弊社の名前が挙がるくらいのレベルにはなっていきたいですね。
ただ、これまで心がけてきた営業スタイルはこの先も変えるつもりはありません。それは、あくまでお客様の目線に立ち、相手の利益になるような提案をすること、ひいては不要な工事をしないための提案を行うことです。先に相手を儲けさせる提案ができれば、それだけ信用して頂くスピード感も早くなると思っています。
賃貸リノベーションにおけるシェアをある程度独占できたら、戸建リノベーションでのブランドを造り展開し、事業を拡大していきたいと考えています。

若者へのメッセージ

将来的に起業を考えている方に向けては「俯瞰的に見る」「客観的に見る」ということを大切にしてもらいたいです。
私自身、独立した当時はこの視点を持ち合わせていなかったのですが、周囲の優秀な経営者陣は皆このスキルを持っていると感じたことから意識するようになりました。日頃から意識しない限り、当たり前ですが私達は主観で物事を捉え、思考します。
しかし、仕事においては利益関係が発生するわけですから、相手の立場になって考えるシーンが多くなります。
それは経営者じゃなく、一般社員でも同じことです。
ですから、まずはいろんな人の目線で「どうなのかな」と考えていくことを日頃からクセづけてみてください。習得までに非常に時間がかかりますが、必ず物事の見方、捉え方が変化してくると思います。
また、弊社のように不動産・建築関係での会社経営を目指す方については、安易に始めるのではなく、まず勉強をある程度して、自分でも良い・悪いを見極められる段階になってからアクションを起こしてください。
そうすることで防げる失敗はたくさんあると思います。