株式会社FrankPR CEO

松尾真希

Maki Matsuo

I hole 'ia no ka i'e i ke kau o ka lā 自分がベストな時を逃すな

松尾真希

略歴

2008年よりハワイ州立大学大学院マノア校にて都市地域計画を学ぶ。在学中、2010年にHawaii planning awardをAmerica planning associationより受賞。2014年よりRaffaello創業メンバーとしてスタート。2018年より現職。第9回環境省グッドライフアワード 実行委員会特別賞を受賞。

現在の仕事についた経緯

2011年東日本大震災の際、ボランティアのために日本に帰国した時に、自然災害も多い日本でSDGsの前身であるMDGsに基づいた持続可能な発展が必要だという話をいろいろな分野の方にしても当時は全く、誰にも理解を示してもらえませんでした。むしろ説教くさいと怒られる始末で苦い体験をしました。

そこで、品質の良い商品をエシカルに制作しても、あまり表に打ち出さず、気づかずにお買い上げいただいたお客様に自然と持続可能な開発に参加していただき、逆にあとからその事をお知らせをして、お客様がエシカル実践者となり、次の能動的な選択をしていただけるようなお手伝いをする、という仕組みを作りたいと思っていました。

たまたま視察としてレザー産業が盛んなバングラデシュを訪れた時にストリートチルドレンの数に驚きました。そこで、イタリア帰りの職人と協力をし、古くからの慣習で社会的にとても地位の低いバングラデシュ女性に雇用の機会を創生しながら貧困児童を減らす持続可能な社会づくりの実現を日本の顧客の皆様と創りながら、「エシカルで品質も高く、デザインもカッコいい」というエシカルブランドの概念を壊すステキなブランドを作ってみよう!と、創業しました。

仕事へのこだわり

「仕事はとにかく自分ごと」「読者(お客様)にどう喜んでもらうのか?」というシビアでプロフェッショナルな視点を持つ、コロコロコミック編集部でアルバイトをしていた時代の上司の方全員に影響を受けています。
当時は毎月200万部も売れた黄金期でしたが、「より子供たちが楽しむ場を作るには?」と改善に奔走していた、レッツアンドゴーの担当だった佐上さんや、「自分が進んでやるんだ」とポケモンを海外に持っていく交渉をされた久保さんの影響が大きく(二人とも今はとても偉い人ですが)、また、天才編集者で小学校男子が大好きな名作を生み出す新井さんとの仕事で仕事を楽しむ視点をもらいました。作品作りでも、漫画家さんとの打ち合わせを近くで見させてもらい、クリエイティブについても知らず知らずのうちに勉強させてもらいました。
たまたま自分は出会いに恵まれていたのですが、自分のために仕事をして、顧客の喜びを考え、熱心にバカをやりながら圧倒的な結果を出す上司たちの背中をいつも思い出して、仕事を楽しみながら結果も生み出すカッコいい仕事人でありたいと未だに思っています。

若者へのメッセージ

自分如きが僭越ですが、不確実な時代だからこそ、ご自身を親友のように大切に扱って、ぜひ心身の健康を大切に過ごしてほしいです。
私は「世間や親の求める正解」を追うことで、違和感がある人生を過ごしてしまいました。自分に合わなければ手に入れても虚しいし、頑張れないものです。アラサーで留学へ行き、人生リセット状態になりましたが、自分という人間がよく分かり、辛くても自分の感じる幸せを追求することが最高に幸せなんだということが分かりました。
他の人の正解があなたの正解ではありません。比較せずご自身の幸せを大切にしてください。それでこそ自分にしかない人生を充実させられると思います。