株式会社オンギガンツ 代表取締役

松田雄馬

Yuma Matsuda

巨人の肩の上に立つ

松田雄馬

略歴

博士(工学)。京都大学大学院修了後、NEC中央研究所にてオープンイノベーションを推進。
MITメディアラボ、ハチソンテレコム香港、東京大学との共同研究を経て、東北大学との脳型AI開発プロジェクトを立ち上げ、博士号を取得した後、独立。
合同会社アイキュベータを創業。社名変更した後、現在、株式会社オンギガンツ代表取締役。
現在、大手建設会社・製薬会社を中心に技術開発支援、DX推進、人材育成支援を行う。
著書『人工知能に未来を託せますか』『AI・データサイエンスのための図解でわかる数学プログラミング』他多数。

現在の仕事についた経緯

物心つく前から研究者になることは決めていました。
祖父が地元の徳島県の校長先生をしており、意識的ではないのですが、“祖父が残したことを引き継いでいきたい”という思いから必然的に目指していたんだと思います。
また、叔父が医者をしており、自分の中のロールモデルになっていました。いつか会いに行きたいなと思っており、そういう風な大人になりたいと思っていました。

仕事へのこだわり

デジタルを駆使した仕事の「変革」が必要となっている時代ですが、今までの「仕事は仕事」「言われたことだけやればいいい」「仕事が奪われるのでないか」とその考え方自体を変革しなければならないと思っています。

例えば、木を切っている2人の樵(きこり)がいるとして、1人は「木を切っているんだ。邪魔をするな」と言う。これが従来の仕事への考え方です。
もう1人は「みんなの住まいを作っているんだよ」と言う。こちらの場合、奪う奪われるの話ではないですよね。

後者の樵のように本当にお客さんにとって必要なもの、未来を含めてデザインしていくのがプロフェッショナルですし、お金が発生している以上、プロフェッショナルとしての誇りをもって仕事をしております。

若者へのメッセージ

僕は常に変革を起こして生きてきました。
なんか違うなと思ったら、その理由を掘り下げ、より自分がいるべき場所を求めていきました。さらに、本当に必要なものは何なのかを考え、常にアップデートし、ここは今いるべき場所なのかを自問しています。
将来、皆さんのような若者に“未来は楽しいよ”って言える大人こそがかっこいい大人だと思いますし、是非そんな大人になってほしいと思っています。