株式会社Arts Japan 代表取締役

久世琢真

Takuma Kuze

人生とは思考と試行の連続

久世琢真

現在の仕事についた経緯

サッカー選手を目指し青春の全てを捧げましたが、叶わず、大きな挫折を味わい引退しました。
父親の影響で商売に興味を持ち、スモールスタートできるビジネスモデルのひとつとして、ITに目を向けました。そして、テクノロジーの力で社会の課題を解決していくIT業界の起業家に憧れを抱いていました。
その後、コンピューターにのめり込む毎日を過ごし、日本の金融リテラシーに課題を感じ、金融教育の学習プラットホームを開発しました。なかなかWebサービスを軌道に乗せることは難しかったのですが、この時に培ったマーケティングの知識とLINE公式アカウント上での顧客管理にビジネスチャンスを感じ、資金調達とともに事業転換をしました。

仕事へのこだわり

パッと思いつく点としては2点ございます。

1つ目は“付加価値をどのように創造するか”という部分で、かなりこだわりを持って事業を進めています。
現代ビジネスの中で、お客様から求められているニーズ(A)をそのまま提供するだけでは、平均的なスケールで終わってしまいます。
『日本を代表するメガベンチャーへ』というビジョンを掲げている僕の会社では、お客様から求められているニーズに対して、どのような付加価値(α)を付けて提供できるのかを考えます。
要するに、ニーズ(A)×付加価値(α)でサービスを提供するということです。

具体的な例で言うと、チャットボット開発のプロジェクトを進めているお客様に対して、要件通りのチャットボットを開発・構築するだけでなく、ヒアリングの段階で収益モデルや今後の事業計画・長期的な成長目標までお聞きした状態で、今回のチャットボットを活用した上での具体的なビジネスモデルの施策立案を数字的な観点からご提案したり、作り手の立場として視野を広げられるようなご提案をすることです。
お客様からすると、既存の経営戦略からさらに視野を広げるためのひとつのきっかけとなりますので、このような形で価値の創出方法を考えています。

2つ目は弊社の目標の1つである“日本のデジタル化のボトムアップ(底上げ)をするためにはどのようにしたら良いか?”と思考を巡らせることです。
今後加速度的に成長していくデジタル化社会の中で、情報や利便性の格差が少しでも少なくなる優しい社会を、テクノロジーの力を使って実現するために日々意識しております。
大手だけでなく、中小企業やベンチャー・スタートアップが活力を持って日本を盛り上げられるようなきっかけを与える企業へと成長していきます。

若者へのメッセージ

僕はまだ現在21歳です。
僕自身が世間一般的な若者なので、こちらの回答をすることは大変恐縮ではございますが、ご回答させていただきます。

直感と好奇心に従い、信念を持って毎日を過ごしてください。
“まだ若いから”とか、“まだ資金がないから”などの、無いものを探し出し、やらない理由を正当化する思考を取り除くことで、視野が一変します。
年齢に関する障壁に関しては特にそうだと思います。
年齢という数字は、その人が人生をどれだけ過ごしたかは分かっても、その人の人生にどれだけの濃度があり、面白いストーリーが詰まっているかは教えてくれません。
モノサシの価値基準を再定義してみるのはいかがでしょうか。

日本は大変素晴らしい社会制度が整っています。失敗しても死ぬことはありません。
ですので、少しでも自己実現や社会の課題のために頭と体を使ってチャレンジしていくことのできる同世代が増えることを、心より願っております。

共に世界の未来をデザインしていきましょう!