株式会社フードテラス 代表取締役

久保田 太

Futoshi Kubota

365日の小さな幸せをつくる

久保田 太

略歴

専門学校卒業後、都内のイタリアンレストランや外資系ホテルにてサービスマンとして勤務。不動産業界で営業を経験した後、飲食業に特化した求人広告会社に中途入社、年間個人売上9000万円を超えトップセールスとなる。
2019年に広告代理店を設立し、独立。現在はゴーストレストラン向けのクラウドキッチン施設「DELICIOUS FACTORY」の運営や、幅広いブランド展開で直営レストランの経営などを行う。

現在の仕事についた経緯

両親が自営業を営んでいる背景もあり、幼少期より将来は自身で飲食店を営むことを想像していました。
社会人となり、レストランやホテルでサービスマンとして勤務していましたが、自己資金の必要性を感じ、営業職へと転職しました。
2019年に会社を立ち上げましたが、すぐに新型コロナウイルスの影響を受け、休業状態に。
コロナ禍での新たなビジネスモデルを構築する中で、アイデアとして生まれたのが、デリバリー専門で営業を行うゴーストレストランの為のクラウドキッチン施設です。
通常であれば数百万円~数千万円かかる飲食店の開業資金ですが、数十万円~百万円程度で自分のお店を持てる、新たなロールモデルを生み出すことが出来ました。

仕事へのこだわり

元々がサービスマン出身ということもあり、お客様にどうしたら喜んでいただけるか?を判断基準の第一にしています。営業としてお客様に商品をご案内する際にも、お客様のニーズをヒアリングし、自社のサービスと合わないようであれば、こちらからお客様に正直に伝え、依頼を断ることもあります。
自社の目先の利益ではなく、お客様に喜んでいただけることを優先すると、自然とお客様からの信頼も得られ、それが自社の利益に返ってくると信じています。

また、ある芸人さんの好きな言葉で「人間というのはワインと違い、年を重ねるだけでは旨味は出ない」というものがあります。
今は代表取締役という肩書上のトップにいますが、上司だから偉い、年上だから偉いなんていうことはありません。若くても立派な方はいますし、自分より年下の方でも、自分には思いつかないようなアイデアや考えを持った方々がたくさんいます。
必ずしも自分が正しいという判断をせずに、柔軟な頭で、物事を吸収しながら仕事を行うようにしています。

若者へのメッセージ

「自分のやりたいこと」「好きなこと」を必ずしも見つけなくても大丈夫!
もちろんやりたいことが自然と見つかるのが一番ですが、無理に見つける必要はないと思っています。

大切なことは「自分で決めること」と「まずは続けてみること」。
興味のない仕事でも、最初は嫌だなと思うことでも、やっているうちに面白さが見つかったり、自分に合っていると感じられたりすることって、意外と多いものです。

私自身は営業の仕事を始めた時に、最初は嫌で仕方なかったですし、自分に合っていないので早く辞めてやろうと思っていました。それが気づいたらトップセールスに。
もちろん自分だけの力ではなく、周りの方々のサポートや運もあったと思います。
だけど、「自分で決めた仕事」を「とりあえず続ける」ことが、結果として今の自分を形成しています。

「とりあえず続ける」=「前進し続けること」
それだけでとてもすごいことだと思いませんか?