健美食ファスティング 代表

河野佐恵子

Saeko Kono

今選んで食べたものが10年後の体を作る

河野佐恵子

現在の仕事についた経緯

20代からJALのスチュワーデスとして国際線・国内線に乗務していました。JAL路線はほぼ乗務しましたが、途上国に行ってみたいと思い、修士課程を取得しました。そして、JICA(国際協力機構)を請け負うコンサルタントとして、アフリカ・アラブ、アジアの国々で人材育成、石油分野事業関連の調査やプロジェクトに携わりました。
全部で20年間ほど海外出張が続きましたが、2015~17年ごろにかけて原因不明の体調不良に襲われました。そこでファスティングと出逢い、仕事にすることを決意しました。2018年より開業し、現在に至ります。

仕事へのこだわり

真実や本質、本物を追求し、どうしたら個人が社会が世界がもっと良くなるのかを考えています。JALで乗務していた頃、今では当たり前のように日本国内でも入手できるワインやオリーブオイルも一般的にはまだまだ買えない時代に、それらがパリのスーパーで数百円で買えることを知って驚きました。JICAの仕事では、アフリカやアラブの現地で調査すればするほど、どうしようもない現実にぶつかり、コンサルとして解決策の糸口を提案できず心の底から悩んだこともありました。
「表面に見えているものや現象の裏には何があるのか」、「根源的なものは何か」と、いつも真実を追い求めています。今のお仕事も、私たちが生きていることそのものである、体や健康の本質を追求しています。
体って本当に素晴らしい。神様から与えられた、こんな素晴らしい機能を持った私たちの体が、どうなっているのか、何を食べたら、どんな栄養素を摂ったら、体はどうなるのか?これを分子栄養学で細胞レベルで知ることが楽しくて楽しくて仕方ありません。

若者へのメッセージ

ついこの間まで20代だったはずなのに、50代の今になって振り返ると、10年単位で時代はとても大きく変化していると感じます。
日々刻々と時代は流れていき、世の中はあの頃と全く異なっていることを実感し、愕然とします。
「若いときの苦労は買ってでもしろ」という言葉、本当だと思います。私自身も、若い頃に敢えて過酷な海外経験を自分自身に課しておいて良かった、と心より感じます。
体に不調を感じるようになったことが引き金となり、視点が、世界から自分自身を含む個々人の「身体」「健康」へと移ってきました。
まずは今若いうちに、広い視点を持って行動してください。それが自然と、時代を作っていくことになります。
これは私自身いくつも感じる点があるのですが、はっきりとは目に見えなくても、自分が行動したことひとつひとつがどこかで影響して、バタフライエフェクトのように、必ず時代を作る道筋となっていきます。
そして、この20年ほどで、日本の「食」は大きく変化しているということに気づいてください。年齢とは関係なく、食に関する知識を持つ層とそうでない層で、病気になるリスクに大きな格差が出る時代です。
「今選んで食べたものが10年後の体を作る」何を選ぶかが、食についても重要な時代です。健康を最優先する時代を、社会を、世代を超えて一緒に作っていきましょう!