東亜国際合同法務事務所代表社員

甲村柳市

Ryuichi Komura

花は桜木、人は武士

甲村柳市

略歴

1988年倉敷市立郷内中学校卒業。
その後、美保少年院から出所後、人材派遣会社を設立。
1993年頃、人材派遣会社解散と同時期に兵庫県姫路市、竹垣悟率いる「義竜会」組員となる。
2003年、右翼団体「政治連盟柳心会」結成。
2005年、「義竜会」解散により堅気となる。同解散までに「佐賀刑務所」「佐世保刑務所」「神戸刑務所」を渡り歩く。数年後、「広島刑務所」に服役。
2011年、広島刑務所出所・柳心会解散。同年宅建資格取得。
2013年、行政書士試験合格。
2014年、行政書士登録・「行政書士岡山南総合法務事務所」開業。
2018年、司法書士試験合格。同年、司法書士登録・開業と同時に「司法書士・行政書士東亜国際合同法務事務所」に名称変更。
2019年、簡裁訴訟代理等能力認定考査試験合格。
2020年8月5日行政書士法人設立。同年12月司法書士法人設立。
著書は現在執筆中「集英社」より出版予定。

現在の仕事についた経緯

人生の分岐点。
これ、40歳と考えてまして。自分なりに。
"40歳になるまでは、好きなことをやって、それで成功すればそのまま突っ走れ!ダメなら40歳で一からやり直せ!"「40歳」まだまだ気力も馬力ある年齢じゃないですかね。
これまでの人生、上手くいかなかったもので、しかし逆にそれが幸いしてなのか・・・・・・。 これから自分の進むべき道を考えた38歳。
この先、どうやって生きていくべきか、何をすべきか、誰も教えてくれない。自分自身で見つけなければならない。
突然思いついたんですよね。なんとなく?
債権回収等の民法の知識は多少あったことから、法律系の資格に着眼したんですよ。 "どうせ資格を取得するなら難しい資格に尽きる!"
なぜなら自身の確たる決意と執念、そして不断の努力次第で辿り着ける"高い目標"である必要があると考えまして。将来の自分の理想像ですね。
目標が低すぎると目標に潰される。低すぎる目標を達成することで"満足"という言い訳をする。結果、簡単に妥協してしまう・・・・・・・
そこで最初は「司法試験」を目指すことにしましたが、欠格事由として、弁護士法第七条「禁固以上の刑に処せられた者」が障害となりまして。
これとは別に「刑の消滅」(刑法第34条の2)という規定。
この場合どうなるのか・・・・・誰に聞いても、どんなに調べても答えがみつからず、仮に刑法34条の2が適用されて、過去の刑が消滅したとしても、禁固以上の刑を受けたのは事実であって、弁護士法に規定する欠格事由をそのまま文言通りに適用されてしまえば夢のまた夢で終わってしまう・・・・・
命を懸けると言えば大袈裟なんでしょうが、まさに人生を懸けた戦ですね。可能性としての「負け戦」。
これ、日本に前例がないだけに「不安」の2文字が脳裏をかすめるだけで。
それで、司法書士を目指すことに。
司法書士法第五条は、「禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなってから3年を経過しない者」が欠格として定められていることから、この資格であれば刑務所を出所して3年経てば司法書士になることができると考えたわけでして。
それで司法書士資格取得に向けて舵を取ったんですよ。
日々の勉強で徐々に力がついてくるのを肌で感じ、この調子で進めば絶対に大丈夫だと確信しましたね。
一度目標にしたものは必ず達成させるという自身の性格から、結果、合格を勝ち取ることができまして。
8年を費やして取得した司法書士資格なので、当然に職業の選択は司法書士ですね。

仕事へのこだわり

司法書士倫理第1条は、「司法書士は、その使命が、国民の権利の擁護と公正な社会の実現にあることを自覚し、その達成に努める」ことを基本姿勢とし、同7条は「公益的な活動に努め、公共の利益の実現、社会秩序の維持及び法制度の改善に貢献する」ことを明らかにしていることから、司法書士は身近な法律家として、国民の権利の擁護と公正な社会の実現のため、依頼者と共に様々な法律問題を解決していくことを社会的使命としています。
東亜国際合同法務事務所では、不動産登記や法人登記といった主要業務以外にも、相続や遺言に関する業務、特に民事事件に関する訴訟等の業務を扱う場合が多くあり、個人のみならず法人の将来を左右する可能性もある重要な業務を担う司法書士は、依頼された案件を自分の事のように捉え、依頼者が安心できる様、より一層責任感を持って業務に取り組むことが求められています。
弊事務所では、税務・訴訟等、様々な問題に対処できるよう、弁護士・税理士・土地家屋調査士等、他の専門家とも業務提携をしているため、様々な問題解決に取り組んでおり、 相続、不動産・法人登記に関する問題はもちろんのこと、訴訟に関する問題などで弁護士に相談すべきか、もしくは司法書士に相談して良いのかどうか迷う場合であっても、気軽に相談できる心強いパートナーとして身近な相談者でありたいと考えています。
永い人生、誰しもが多からず少なからず、不安や悩み・困り事を抱えているというのが実際のところでしょう。
借金問題をはじめ民事上の様々なトラブル、契約上の問題、消費者問題、相続、成年後見など、法律に関する問題で抱える悩みや事情は、個々に異なるものでして。 人それぞれに様々なドラマがあって、そのステージで主役である依頼者を輝かせるための名脇役?みたいな役割で。
依頼者が笑顔になるお手伝い。そして、依頼者が安堵する姿を見ることが司法書士冥利を感じる瞬間であり、今後益々の励みとなりますね。
社会的・経済的弱者を守るため、知識と経験を積み重ね、国民のセーフティネットとして社会のニーズを感じ取り、社会に貢献できる司法書士として強い責任感のもと迅速かつ丁寧な対応に心がけ、誠意をもって司法書士としての社会的使命を果たしていきたいと考えています。

若者へのメッセージ

一番悪いのは、失敗を恐れて何もしない奴。
目標に向かって前進すべく第一歩を踏み出そうとしない奴。
努力した奴がすべて成功するとは限らないけれど、成功した奴は皆努力をしているはずですよ。
「努力なくして勝利なし!」
たとえ失敗したとしても、積み重ねた努力は決して無駄ではなく、次のステップへの大きな踏み台となりますよ。きっと。
無我夢中になっている奴は時に予想外の力を見せることもあるし。
で、思いますね。精神を集中しさえすれば、どんな困難なことにさえ打ち克つことができる!と。
敵は何より自分自身であって、自分との戦いこそが明暗を分けるんじゃないでしょうか。「信念」と「執念」。
こいつを味方にした奴は強いね。
決して諦めることない、妥協しない、不屈の精神と努力の積み重ね。「辛抱」。
この言葉が、今日に至るまでの自身を支えてきたわけで。
忍耐は運命を左右すると思いますよ。
まさしく「辛抱」の結果。
そして誰にでもあると思いますね。「可能性」。
努力をもって挑めば悲願を達成できるということに勇気と希望を持ってほしいですね。
苦しいことの先に、新しい何かが見つかると信じて。