アマラデザインスタジオ株式会社 代表取締役

小神侑岳

Yugaku Kogami

人事を尽くして天命を待つ

小神侑岳

略歴

東京大学工学部建築学科卒業。
19歳のとき、松永修岳氏の提唱する風水・建築医学に出会い、その奥の深さに「これこそが建築の本質だ」と確信し、大学時代より実践を通して風水・建築医学を学ぶ。
大学卒業後、(株)アマラにて風水鑑定、風水住宅・オフィスの企画デザイン、風水経営コンサルティング等に携わる。
空海密教阿闍梨養成講座第9期生。2012年、得度名「侑岳」を授かる。
2017年4月、(社)日本建築医学協会の事務局長に就任。講演会・勉強会を通じて建築医学の普及啓蒙活動に携わる。
2019年2月、アマラデザインスタジオ(株)を設立し、代表取締役となる。
2020年8月、(社)国際風水科学協会の事務局長に就任。

現在の仕事についた経緯

最初のきっかけは、浪人時代に勉強していた図書館で、たまたま松永修岳先生の本を手に取ったことでした。
風水を現代科学と融合させて進化させた建築医学という概念に出会い、衝撃を受けたことを覚えています。もともと住宅建築に興味がありましたが、目に見えない気やエネルギーにも興味があり、それが両方組み合わされた建築医学に非常に魅力を感じました。大学に入ってからは書籍を読み漁って勉強しました。
やがて実際にセミナーに参加したり、風水住宅や風水オフィスの現場に立ち会ったり、様々な住宅現場での経験を通して、「風水・建築医学こそが建築の本質だ」と確信するようになりました。立地、間取り、レイアウト、色など住宅の環境要素は全て住む人の脳に情報として入り、その人の心や行動に影響するのです。それらは脳科学や色彩心理学、東洋医学の観点から論理づけられ、まさに環境情報学といえます。
実際、大学でも「建築」を専攻しましたが、そのようなことは学べませんでした。大学の建築設計の授業で評価されるものの多くは、「奇抜なデザイン」「かっこいいデザイン」なのです。それは住む人にとっては最悪のものだったりすることが多いものです。
風水・建築医学では、「住む人が豊かで幸福な人生を送れるような住まい」を追究しています。建物だけでなく、そこに住む人を中心に考えて住宅を設計していくことが、大切であると思っています。

仕事へのこだわり

風水・建築医学に関わる仕事は様々ですが、どんな仕事をするにも、自分の心身のコンディションをいかに良い状態にキープするか、を大切にしています。
そのために睡眠や食事に気を使うのはもちろん、運動や瞑想なども習慣にしています。また、どのような環境で仕事するかも大事ですね。2020年以降はリモートで仕事できる範囲が広がり、自然環境の多い所で仕事するようになっていますが、そのおかげで仕事の質や効率も高まった気がします。
環境は心身に大きな影響を与える、という建築医学の教えをますます実感しているところです。

若者へのメッセージ

自分が過去を振り返って良かったと思うことは、仕事にせよ何にせよ、「自分がこうしたい」、と思うことは全て全力で挑戦してきたことです。たとえそれが失敗に終わっても全く問題ないのです。「後悔だけはしないように全力を尽くす」そう思って行動することで、結果にこだわらず今に集中でき、前に進むことができます。私自身、これからもその気持ちを忘れずに邁進していきたいと思っています。