ケイビーカンパニー株式会社 代表取締役

北島 万乗

Banjo Kitajima

人間万事塞翁が馬

北島 万乗

略歴

ライフライン・両祖父母が生来からいないという環境下で、9歳の時に父親が他界。女手一つで育つ。
少年時代の夢はお医者さんになること。17歳で高校中退後、単身渡米し半年間のホームレス生活を送る。
その後、音楽でのメジャーデビューやヤフオク生活、飲食店経営の経験を経て25歳で起業。
2019年に卸売の遊技機販売事業から事業ピボットをして、リアルロケーションにWEBマーケティングを提供することで大手至上主義の世の中を変えて、社会に貢献する道を選ぶ。2009年に独立、14期目の経営中。

現在の仕事についた経緯

スマホ時代になり、人の検索行動が多岐に渡るようになり、消費者は様々な検索方法を行うようになりました。
そんな中で、待ち合わせの場所にMAPで辿り着けなかったり、行ったお店が閉まっていたりなど、小さなことで普通に生活している人のQOLは下がるようになっているなと実感し、この改善には情報の統一管理が必要だと認識しました。
そのことから会社のPURPOSEを「リアルロケーションを強くすることでより良い社会を創る」に変えて、現在のリアルロケーション向けのWEBマーケティングの事業を始めました。

仕事へのこだわり

弊社のVALUEの4つが私の仕事観を語る上では外せません。

1 Trust & Respect — 信頼と尊敬
2 One Team — 我々は1つだ
3 Make a Mark — 時代を創る
4 DO!DO!DO! — 主体的に行動する

短いサラリーマンの新人時代、テレアポをする時は休憩時間ゼロで受話器を耳から話すことなくコールをし続けることに快感を覚えました。ストレス耐性を理解した上での行動、それに叶うスキルは無いと考えていました。
また、パチンコ台の営業では入社日が金曜だったのですが、入社した土日に下道で大阪から福井県まで車で行き、国道沿いの全てのパチンコ店に飛び込み営業をしていました。
行動に勝る論理は無いという考え方を昔は持っていましたが、今は少し変わり、的確な論理構成と行動力の双方を持ち合わせるということ、時間を構造化して1秒も無駄にしないということを心がけています。
一方で、企業なので利潤追求は目的の一つにする必要がありますが、そのこと自体に疑問を持つようにもなりました。良いことのように感じられる大きな社会課題の解決は、時に社会を大きく間違えた方向にミスリードしてしまうことがあります。
企業経営を行う上で小さな力かもしれませんが社会をミスリードするような大企業の行動や論理に風穴を開けるということは、自分の生き方で必ず成し遂げないといけないと思っています。

若者へのメッセージ

私自身は40歳になり、若者というには不相応な年齢になりましたが、気持ちは実は20歳の時よりも活力に溢れています。
社会は暴力的な変化を遂げていきます。今日当たり前の仕組みが数年で大きく変化したり、時には無くなってしまったりします。目の前にあることを当たり前と思わずに、大変革の時代を生き抜くという思いを持って様々なことにチャレンジしていくことで必ず明るい未来は創れると思います。
4000年前のピラミッドに「近頃の若者は…」という文言が書いてあったというのはあまりにも有名なエピソードですが、その若者が今からの日本を創っていくということが紛れもない事実です。共に良い国を創り、良い国を私たちの子供世代、孫世代の為に創っていきましょう。