SDG昭和電機グループ CEO

柏木健作

Kensaku Kashiwagi

やる気とする気は違う

柏木健作

略歴

1994年、大学卒業後に大手タイヤメーカーグループ企業入社。
1997年、昭和電機入社、営業部を8年経験後、製造工場へ。
2011年、単身で海外展開に着手。
2021年、日本滞在80日程度で海外で活動中。

現在の仕事についた経緯

家業を継ぐ気持ちはゼロでした。理由は父親の家庭内での行動からワンマンぶりが想像できていたので、そんな企業には入社したくなかったからです。しかし私の知らないところで入社が進んでおり、大手タイヤメーカーグループ企業を退職せざるを得なくなり入社。いつでも退職するつもりで勤務していましたが、祖母が危篤になりお見舞いに行くと奇跡的に意識が戻り、同伴していた父親が部屋から退出させられて祖母とマンツーマンで話をすることになったのです。その際に「お父さんの後はやらなくてエエ。でもお爺ちゃんの作った会社は継がなあかん!」と約束させられました。祖母はその3日後に他界しましたが、その遺言を守って現在に至ります。

仕事へのこだわり

基本的にいつでもなんでも「俺流」です。
人目は全く気にしません。例えばレザー製のウェストバックはスーツだろうが常時身につけています。仕事への取り組みは社内で誰もやっていないことしか基本的にやりません。そこには「勝てば官軍」しかなく、負ければ賊軍の考え方はないのです。そのために最低でも引き分け、または「負けてない」を目指すことが多いです。
あとゴールは一切設定しないことにしています。理由は、進めながら修正や加筆をするイメージで常に先のゴールっぽい方向だけ見て動きながらアジャストするからです。

若者へのメッセージ

心と身体には余裕が必要です。この余裕には残念ながら「資金」が必要なことが多いです。つまり稼ぐためには「自ら何をするか?」これを念頭に行動すべきなのです。
しかし「やる気」と「する気は」全く異質のものです。
ダイエットを例にすると、ダイエットをやる気がある人は多数だが、ダイエットできた人は少ない。つまりやる気は「1以上」を100と表現しますが、する気は「100」以外はゼロ、つまり無しだからという理論です。