株式会社TOKYO EDUCATION LAB 代表取締役 Sustainable World BOARDGAME®

金井 隆行

Takayuki Kanai

面白い事以外どうでもいい

金井 隆行

略歴

前職、近畿日本ツーリストで都内私立学校の修学旅行をはじめとする教育旅行営業で数多くのタイトルを獲得。
甲子園の応援ツアーのプロジェクトリーダーを務める。
2020年に本社に異動後、リモート修学旅行の開発責任者やSDGsプロジェクト責任者など数多くの新規プロジェクトを務める。
現在、株式会社TOKYO EDUCATION LABを創業。
学習指導要領改訂により「SDGs」「探究」「ポートフォリオ」をテーマに多くの学校で起業プログラムの運営を行なっている。

現在の仕事についた経緯

大学入試改革で多面的・総合的に評価する入試に転換されることになり、在学時代に何をやってきたか、ポートフォリオが大学入試で重要とされ、起業が最強のポートフォリオになると感じました。
一方、日本の起業家は他国と比べて極めて少なく、中高生起業家は全体の1%未満という数字を知り、挑戦する環境がないことに直面しました。
私自身「挑戦」が人生のキーワードでもあり、自ら行動し起業するという挑戦を行い、学生が自由に挑戦できる環境作りが使命だと思ったからです。

仕事へのこだわり

仕事へのこだわりは2つあります。
1つ目はとにかく楽しむことにこだわってきました。
新人時代は先輩から指示を受けたコピーなどの雑用も、なぜこれが必要なのかを考えながら行動し、どれだけ早く正確に資料セッティングができるか新記録を作ろう等、自分の中で楽しみを見つけていました。また、オーガナイザーからの不可能な要望も断る理由は考えず「どうやったら実現できるのか」を楽しみながら考えていました。
誰もがやったことがない新規事業については、率先して行動を起こし、実現するには失敗は大前提という考えで、アップデートしながらゲーム感覚で生み出すことを繰り返していました。
そしてPDCAを繰り返し、高速で回す意識をしていました。
一見「仕事を楽しむ」という事は、難しいことだと思われがちですが、楽しいかどうかは自分次第で、自分の脳をハックすることは意外と簡単です。

2つ目は挑戦することにこだわっていました。
自分が知らないことや、できないことは世の中にたくさんあります。
しかしそれはやってみないとわからないと思います。
前職ではコロナ禍でも、なんとか修学旅行を実施して学生生活の最後の思い出をつくってもらうことに挑戦をしました。
もちろん、安心・安全は大前提です。社内の打ち合わせも全てリモートで、プロジェクトを立ち上げ「どうやったら実現できるのか」を考えました。そこで生まれたのがリモート修学旅行です。結果、多くの学校や学生にとって新しい形の思い出を提供することに成功しました。このような成功体験は私にとって挑戦する源です。

若者へのメッセージ

失敗はこの世には存在しません。
なんて信じられませんよね。
しかし私は存在しないと思っています。
彼女にフラれた失敗や、仕事のミスの失敗、友達とのケンカの失敗などたくさん私も経験してきました。
矛盾しますが、フラれたことを反省し自分を磨いて結婚することができたし、仕事での失敗も反省を活かしより良い品質を生み出すことができたし、友達との喧嘩も言いすぎた言葉を反省し本心を話して親友になることが出来ました。
失敗もアップデートすれば、それは過去のものになります。
失敗を失敗で終わらせず、成功させてしまえば「この世には失敗は存在しない」と言えるのです。
だから挑戦してください。この世には失敗なんてないのだから。