株式会社NIC 代表取締役

岩松勇人

Hayato Iwamatsu

魅は与によって生じ、求によって滅す

岩松勇人

現在の仕事についた経緯

もともと私は、不動産関係のブラック企業に勤めておりました。そこで2年間働きましたが、ストレスが溜まってしまい、会社を辞めてしまいました。「もう就職したくない」と思い、後ろ向きな理由から起業を決意しました。
前職は「営業は足で稼ぐ」がモットーのアナログな不動産の世界だったので、漠然とインターネットへの憧れがありました。そこで不用品をヤフオクで売ってみたところ初めて労働以外で収入を得ることができました。
そこから味を占めて、ノウハウを学び、仕入れを行い、ネット物販を自分でやってみると、利益が出ることがわかりました。
そこから私は物販とマーケティングを結合させたコンサルタントへと、移行したのです。

仕事へのこだわりと今後の目標

私はクライアントに、歯に衣着せずズバズバモノを言います。本人が耳が痛くなるような本音を語ります。というのも、現状がうまくいっていないのなら、それを変える必要があるからです。
人間には現状維持マインドのようなものがあって、進化には痛みが伴います。大人になると皆さん中途半端に優しくなるので、誰も指摘してくれません。その役目を私が担っている状態です。
とにかく重要なのは、成果につなげること。すると甘えはダメで、限界までやりきることがマストとなります。私はつねにここを妥協せずクライアントに指導しているため、嫌になって逃げだそうとする方もたまにいます(笑)。
また私の仕事観として非常に大きなウェイト占めるのは「求めない」ということです。ビジネスは価値と価値と交換で成り立っていますので、求めてばかりのクレクレ君に絶対になってはいけないと思っています。またこれは、人生全般に言えることです。人に与えるだけ与えて、見返りを求めない、それぐらいの心意気がちょうど良いのかもしれません。


これまで弊社は、マンツーマンでのコンサル、合宿などを通じ、お客様には比較的高額な金額を頂いておりました。もちろん、対価として見合っていると自負はしておりますが、時代も変わってきてYouTubeなどのメディアでビジネスの情報も無料で見れる時代になってきました。
ですので弊社も、メディア運営などを通じ、もっと広く、無料で出せるものは出しきるという方向に持っていきたいと考えています。(今までも数多くの無料提供してきましたが・・・。)
たとえばビジネス初心者が躓きそうなポイントをマインドマップにまとめて解説する「ビジネスゼロイチ実践チャンネル」というYouTubeアカウントを立ち上げました。
また既存のYouTubeアカウントである「ビジネス本研究所」は、おかげさまでチャンネル登録が1万人前後まで育ちました。
YouTube などは、サボろうと思えばいくらでもサボれるため、途中で止める人も多いです。ただ弊社はどこまでも妥協なく、質と量の向上を目指しています。
サボらないためには仕組み化が必要です。チームを組むと役割分担ができ、強制的にタスクが出来ます。個人ではサボりがちになることが、これだと持続可能となるのです。つまりチームでやらざるを得ない状況をつくるのです。
このチームで無料で圧倒的に出せる情報を出し切り、たまに有料の良いサービスを案内する、
これを極めていくことで、持続可能な蓄積型のビジネスを構築していきたいと考えています。

若者へのメッセージ

これから働きに出る若い方、既に働いている若い方には、「目上の人から学ぶ」という従来の仕事観を捨てて欲しいと思います。この価値観はそもそも、令和時代にはあまりマッチしていないと思います。(もちろん学べる事もたくさんあるとは思いますが・・・)それでも私は、年功序列も限界に来た現在、時代に合った仕事をして欲しいと考えています。
そもそも、YouTube、IT、テクノロジーに慣れた「さとり世代」の人は、これまでの常識に固執する必要はありません。
ウィズコロナでテレワーク、Zoom 等、無駄な通勤や残業がない省エネの働き方がデフォルトで問題ないと思います。
現在はなかなか希望が持ちづらい時代ですが、テクノロジーは確実に発展しています。そこでテクノロジーの利便性を最大限享受する働き方を、追求してもらいたいと思います。