株式会社アートテラスホーム代表取締役

石原誠司

Seiji Ishihara

まっすぐに

石原誠司

略歴

高校卒業後、職を転々としながら地元工務店に大工見習として就職、2000年個人事業主として独立、2003年法人化、現在に至る。

現在の仕事についた経緯

高校卒業後、当時のテレビドラマの影響で旅行業への就職を目指すため、専門学校(ホテル・トラベル科トラベルコース)へ入学。安易な動機だったため次第に興味を失い卒業前挫折。「やりたいこと」が見つからず職を転々とする「不安」で「希望」のない日々を過ごす。そんな中たまたま手伝いで参加した住宅の「建方」で大工さんの仕事と出会い感銘を受ける。はじめて仕事で「夢中」になれる喜びを感じ「やりたいこと」が見つかった瞬間であった。その後大工見習として地元との工務店に就職。6年間の修行後、個人事業主として独立。2年後の法人化に伴い大工工事の請負中心から、リフォーム業、新築住宅事業、不動産事業へと事業領域を広げ現在に至る。

仕事へのこだわり

大工見習として6年間修業した工務店は、営業、設計、積算、見積、現場管理、大工工事まですべてを親方(社長)がその業務を担っていました。その親方の「家づくり」への姿勢を目の当たりにしながら修行をしてたので、私の中では注文住宅=大工さんのがつくるのが一番自然なカタチだと考えていました。その後個人事業主として独立後、いろいろな会社のいろいろなやりかたに合せながら、大工工事を請け負い、その領域を広げながら大工集団をつくりあげてきました。その当時を振り返ると、依頼があった仕事は何でも請負、人が足りなければ募集をして採用し、やめては募集をするだけの繰り返し。いつしか「ものづくり」への情熱とこだわりが薄れ、依頼があった仕事をこなし利益を上げるだけの事業となっていました。仕事の量も増え、当然収入も増えるんですが、それだけでは幸せを感じることはできないことに気づきました。気づくと一人で突っ走っていて誰もついてきていないんですね。
それはそれは孤独です。全然楽しくないんです(笑)
「なんのためにやるのか」「誰のためにやるのか」などの「大義」がなかったんです。
それから「やりたいこと」がみつかったあの日から、今まで培った経験や思いを真剣に振り返り「ミッション」と「バリュー」に落し込み事業計画を立てました。それからは本当にやりたかった「注文新築住宅」や「リフォーム・リノベーション」の受注が少しづつ増え、今では売上全体の90%はその「やりたいこと」の事業となっています。
私が仕事へのこだわりとして一番大切にしていることは、「自分より相手」です。
相手がどう思い、なにをしてほしいのかを突き詰めて考える。そしてその思いに向きあい、正直に答えることです。

若者へのメッセージ

やりたいことが見つからないってすごくつらいです。なんのために生きてるのか・・・ネガティブ思考で考えるし、無気力にもなるし、パワーなんてでないです。
だから「やりたいこと」がみつからない方は、一歩踏み出す勇気をもってください。なんでもいいと思いますよ、また何回職を転々としようと。まずは少しでも興味を持ったものへチャレンジしてほしいと思います。「やいたいこと」を見つけること、これがとても大切だと思います。なんでもそうだと思いますが「やりたいこと」これがあればポジティブになるし、活力も湧いてくる、壁にぶつかってもそれを超えていくこともできます。
100の考えより一つの行動が可能性を広げます。行動しなければ失敗はしませんが、成功もしません。行動すれば失敗もしますが成功もします。
思い立ったらまずは「チャレンジ」を!応援しています。