株式会社クリスタル 代表取締役

井ノ口 章善

Akiyoshi Inokuchi

初心忘るべからず

井ノ口 章善

現在の仕事についた経緯

私は大学卒業後、ハウスメーカーで建築の営業として約8年勤務後、退職し、父の会社に就職しました。
弊社は2000年に、私の父親が立ち上げた会社です。親会社は不動産業をさせていただいていたのですが、ご縁があって葬祭業者の友人から「ホールを建てたいから土地を探してくれないか」と言われたことがきっかけで、この葬祭業の会社を設立しました。元々は、土地と建物を貸すということで話を進めていたのですが、結局金額の折り合いがつかず、それであればもう弊社で会社を立ち上げ、土地も購入して事業を展開していこうと思い、立ち上がりました。
私は父の背中を見て社長に憧れていました。ちょうどその時、クリスタルという会社の社長の席が空いておりましたので、5年後に私が社長になりました。

仕事へのこだわりと目標

地域の方々がお困りになられていることがたくさんあるなと感じ、少しでもお役に立てたらという思いで我々は仕事をしています。ハウスメーカーに勤務していた時も、「お客様からご相談いただいたことを実現し、喜んでいる姿を見たい」という気持ちが大きくありました。その気持ちは建築でも葬儀でも一緒だなということを感じました。お客様の喜びのため、お役に立ちたいという気持ちがやはり一番大きいです。
自分一人ではできないことも多いので、やはり周りの助けが当然必要になってきます。自分自身が困ったなと思ったら、素直に社員に助けてほしいということを伝えています。「お互いが協力し合う」ということをモットーに仕事をさせていただいています。
また、社員に対しては「嘘を絶対つかないこと。分からなかったら分からないとはっきり言いなさい。」と口を酸っぱくして言っています。

父はこの会社以外に、もう一つ不動産の会社を立ち上げました。それと介護事業、教育業の方にも進出しております。英会話塾もM&Aで買収しました。
よく「ゆりかごから墓場まで」と言いますが、実際に、託児保育園、児童クラブ、英会話塾、介護事業、葬祭業と、一つのストーリーを作りたいというのが現在の私の想いです。最終的にはそれを私が来年再来年には引き継ぐ予定です。

若者へのメッセージ

このコロナ禍で人とのコミュニケーションがなかなか取りづらくなってきている世の中になっています。その中でも、人の温かみなどを大切にして欲しいです。
これからでも、新たなやり方というのは何とでもあると思います。アイデアを出し合いながらコミュニケーションを深めて新たな事業に挑戦するということを心掛けてもらいたいなと思います。諦めるのではなく、やはり挑戦し続けることが、未来の展望にも繋がります。
私も社員には「必ず夢を持ちなさい」と伝えています。夢を持つことによって自分のモチベーションにも繋がりますし、悩んだり落ち込んだりした時でもそのモチベーションに勇気づけられて、また頑張ろうという気にもなると思います。
やはり夢を持って挑戦し続けていただきたいなと思います。