BETSUDAI Inc. TOKYO

林 哲平

Teppei Hayashi

期待値を追え

林 哲平

略歴

広告、出版系の企業にて映画・ファッション業界をはじめ、さまざまな企業の広告・プロモーションに携わった後、2010年にベツダイ入社。
グッドデザイン受賞住宅「ZERO-CUBE」のブランディングを進めながら、新築規格住宅のフランチャイズ『LIFE LABEL』、住宅エンターテインメントメディア『Dolive』の2つのネットワークの主宰として、両ブランドの商品開発から広告・マーケティングまでを手掛ける。
さらに2020年4月には建築家の谷尻誠、BEAMSの土井地博とともに、起業家、クリエイター、アーティストなどが所属するプロダクション「株式会社社外取締役」を設立。オンラインサロンの運営や様々な企業や商品のプロデュースを仕掛ける。

現在の仕事についた経緯

大学卒業後、映画業界を夢みて大分県から上京し、複数の映画会社を受けましたが全滅。登録した人材派遣会社から「話すのが上手だから正社員で営業をやらないか」と誘われ、営業に挑戦。しかし売上を立てられるようになると、成果に対して給与が見合わないと思うようになり、起業を決意。
こうして人材派遣事業を起業しましたが、すぐに経営の難しさに直面。思うように利益を出せず、再び就職をすることに。
次に入社したのは広告会社。営業として主に映画配給会社や女性ファッションブランドを担当し、広告企画や販売促進に従事。年齢や趣味嗜好を考えてターゲティングし、雑誌メディアの特性を活かしたタイアップ企画を仕掛けるプロデュース力が身に付きました。しかし、突然部署が解散。
モチベーションを失った私は、地元の大分へ帰郷することに。そこで知人から紹介されたのがベツダイ代表の矢邉でした。
ベツダイは、大分で60年近く続く老舗不動産ディベロッパー。大分の街はベツダイがつくったと言えるほどの大手企業ですが、当時は大きく業績が傾いていました。
広告会社出身の私は、業績再建のためのリブランディングをミッションに入社。
典型的なデザインの住宅や土地紹介のチラシを見た瞬間に「もっとこうしたらいいのに」という気持ちがあふれてきました。
古く堅いイメージを払拭するためのプロモーションやクリエイティブ制作、広報、新規事業開発など、企業イメージを変えたことで、業績の回復につながりました。

仕事へのこだわり

何をするにも、それぞれの物事に対してきちんとピントを合わせることを大事にしています。
私たちの生活ではピントを合わせなければいけないシーンがたくさんあります。
例えば会議やプレゼン一つとっても、何に対してどう進めたいか、ピントを合わせて相手に伝えないと何も進みません。
当たり前のことのように思えますが、意外とここで躓いている人も多いんです。
ピントが合うことで初めて、目的に向かって明確に進めることができますし、個人も成長していけると信じています。

若者へのメッセージ

「他が為に」のコミュニケーションを大切にしてほしいですね。
私自身、自分の稼ぎのためではなく会社の再建のために、そして徹底的な顧客視点で動くようになったからこそ、ベツダイの事業は成功したのだと思います。
そして結果的にそれが功績となって私自身に返ってきました。
情けは人の為ならず。
他が為に全力を尽くすことが、キャリアアップにつながるかもしれません。
自らでキャリアを拓くためにも、是非意識してもらいたいです。