マルシェ株式会社 代表取締役

服部貴志

Takashi Hattori

人生は選択の連続

服部貴志

略歴

大学卒業後、日本生活協同組合連合会に入社し、約8年間全国生協への商品販売事業の物流管理やシステム開発を担当。30代からネットビジネスへキャリアチェンジし、ヤフー株式会社に転職、ショッピング事業部プロデューサーやシステム統括部プロデューサーとしてショッピング事業や決済事業を担当。
その後、株式会社レコチョクにて、事業開発ディレクターや配信事業マネージャー等々として数多くの事業を推進した後、株式会社パーゴルフにてオンラインサービス部長として、オンラインメディアの立ち上げ、運営を統括。
2014年、株式会社AOI Pro.に入社後、経営企画部長、事業企画部長、子会社数社の取締役等を兼任。
2018年、AOI Pro.と資本業務提携したタグピク株式会社の取締役に就任。
2020年、タグピク株式会社のD2C事業子会社としてマルシェ株式会社を設立、代表取締役に就任し、現在はD2C事業を推進している。

現在の仕事についた経緯

私のキャリアとしては、インターネットによる世の中の変化、ライフスタイルの変化に身を置こうとネット企業へキャリアチェンジした時から、時代にあわせて自分の仕事も変えていこうという考えが念頭にあります。
30代でBtoCのネットビジネスをやって、事業は楽しかったですが、自分自身はNo.2のほうが向いていると考え、40代では経営企画・事業企画など経営サポートを担うという役割を志向していました。
SNSとECという事業モデルはこれから更に加速して広まるであろうという中で、取締役をしているタグピク社で新規事業としてD2C事業を立ち上げ、今一度、自分自身のキャリアも考えた時に、これまでの経験・スキルを使ってもう一度BtoC事業をドライブしたいと思い、今の仕事にシフトしました。

仕事へのこだわり

1点目は、仕事をその場しのぎでこなすのはなく、自分の引き出しにきちんとしまって取り出せる状態にしておき、本質的なスキルとしてどんな時代でもアレンジして使える状態にしておくことです。
私は気づきを得るためにビジネス書や雑誌などをよく読みますが、仕事を定期的に振り返りながら、違う方法もあったなとか、過去の経験から得たものはこうアレンジできるなとか、自分の中で整理しておくと良いと考えています。経験をスキルとして身につけておけば、どんな時代であろうとブラッシュアップして適用できる仕事は多くあると思いますし、仕事に年齢や性別は関係なく、得たスキルをいつでも取り出して使える状態に出来ているか否かが大事だと思っています。

2点目は、仕事は個の力は大切という前提ですが、その上で更にチームで成果をあげることを大事にしています。
私自身は起業への憧れや願望といったことがこれまで全くなく、むしろ会社には様々な機能や多様な経験・強みを持つ人がおり、会社という組織・チームがあるからこそ、事業に集中できる働き方のメリットも大きいと考えています。
今は経営者をしていますので、管理とか組織の課題といったことにも私自身は多くの時間を使いますが、会社という組織と個の力を掛け合わせることで出来ることが多々あると思っていますので、働く社員が事業に集中できる環境や組織作りを大事にしたいと考えています。

若者へのメッセージ

やりたいこととやれることが一致していないという方も多いのではないかと思います。やるべきことをやりながら、やれることを増やした結果、やりたいことに近づけると思いますし、日々のどんな細かい仕事であっても、転職のような大きな機会であっても、何をどうやるのかを決める選択を日々積み重ねた結果が自分のキャリアになっていくと思います。

会社員で1つの会社でキャリアを全うすることも、転職してキャリアを変えたり、起業したり、フリーランスで働いたりすることも、働き方の選択肢は何が正解というのは人それぞれですし、自分自身で選択することに、誠実に真摯に向き合っていれば、後悔することはないと思っています。

将来どうなるのか不安も多い時代だと思いますが、時代の「変化」は自分の「進化」だと思って、変化を楽しむくらいのマインドで、色々とチャレンジしていって頂けたらと思います!