FOSCHIA JAPAN株式会社 代表取締役 CEO

長谷川 幸世

Kosei Hasegawa

生きる喜びをみんなに

長谷川 幸世

現在の仕事についた経緯

10 代からの夢である、自分らしさを表現する映画の撮影を叶えるべく、撮影に必要なおカネを稼ぐ必要があります。

その映画は、多額の経費がかかる想定で、会社を経営する以外、必要経費稼ぐ手段がなく、華々しく独立し、社長業で成り上がるというような野心はありません。
ただ、どうせ経営するなら、自分の想いを映画に投写するのと一緒で、自分らしい会社を目指し、社会貢献を主軸として事業を推進し、泥臭く、採算度外視でもやりたいことを成すというのが、人生の中で学びの多い日々になっています。
最後は哲学者としてこの世をさりたく、経営者になった経緯は、不純で、カッコいいものではなく、生涯の中での単なる全力疾走の通過点です。

仕事へのこだわり

コンサルタントの真髄の追求を忘れない。

多くの経営者が、「コンサルタント」に良いイメージを持っていないのではないでしょうか。
それには、三つの理由があります。
まず第一に、コンサルティング費用が高いこと。
次に、机上の空論を述べるだけで、実務に結びつかないこと。
そして、まるで人間ドックのように、「ある時点」を切り取り診断し、出た結果を改善するためには更に多額の費用がかかり長期的な関係性を構築しづらいことにあります。

一方で、無料のセミナーなどで講演するコンサルタントは、セミナーの最後に、「自分の売りつけたい商材」を持っていて、その商材を買わせるようにセミナーを構成し、実演販売と変わらないこと。
コンサルティング会社以外の企業コンサルタントは、自社製品・サービスを売りつけてくるだけで、会うのすら面倒な気持ちになることも、きっとあるはずです。

まとめると、現状のコンサルティング業界は、「値段が高い机上の空論の御高説を賜るか」か「無料だけど何かを売りつけてくるか」が中心であり、多くの経営者に敬遠される状態にあるのです。
コンサルティングやコンサルタントの大元のコンサルト(Consult)は、「共に考える」という意味合いがあり、コンサルトの真髄とは、そこに行き着くのだろうと、私は考えています。
そのため、値段も手頃で、実践的で、伴奏して、長期的な関係性を構築できることが、コンサルタントの大前提になければなりません。
これらの理由から、私心を捨て、クライアントの利益や便益の追求という軸にどれだけ自分が舵を切れるのかが真髄に近づくための羅針盤であると、毎回自らを戒めて、自らのスタイルにし、仕事に望んでいます。

若者へのメッセージ

人生、「山あり、谷あり」というけれど、「挫折は休憩所」であって、谷に入れば、多少の休憩をとって、再度、山頂目指してチャレンジすればいいんじゃないかなと思うけど、大抵の場合、チャレンジを止めてしまう。
多くの人たちが、一度や二度の挫折で、もう無理だと諦める。
それは、挫折が休憩だから、挫折すると心地よくなっちゃうんだと思います。
谷に入ると、水はきれいでおいしいし、マイナスイオンはでているし、山の上より空気が濃くて、深呼吸すら新鮮で、谷底を、何となく安心感や満足感を得やすい場所として認識してしまい、谷から抜け出せなくなる。
チャレンジしてみると大抵の場合、失敗して、挫折して、谷底に落ちて心地よさを感じてしまい、いつの間にやら、夢や希望すら忘れ、挫折という休憩所に安住してしまうのが、人間の性なんじゃないかなと個人的には解釈しています。
そして、成功の象徴である山の頂は、空気は薄いし、食べるものも、飲むものもないから、登りきったら、また次の山を目指すようになる。
つまり、成功には安住できないということだと思います。
ぜひ、若い人たちには、いくつもの山頂を乗り越える成功への登山家であって欲しいと願います。