株式会社A&I代表取締役

古谷 美知子

Michiko Furuya

物事には理由がある

古谷  美知子

略歴

立命館大学卒業、在学中にUBC(カナダ)に留学。スターバックスコーヒージャパンに入社。育成担当を歴任。P&Gジャパン(生活消費財)、アストラゼネカ(製薬)、ゲティンゲジャパン(医療機器)、ボーパルテクノロジーズ(薬事コンサル)の会社にてマーケティング業務に携わる。その後独立、株教室講師を経て現職。

現在の仕事についた経緯

日本にはたくさんの眠っているお金が存在するといわれています。そして、自分がやれないことを他人に託したい人もいます。「エンジェル投資家」という存在が身近になることで、かつての「篤志家」と呼ばれる人にかわり、学歴をつけることではなく、自身が感じる「ペイン」の解決をビジネスに適用し、新しい発想が受け入れられ、起業しやすい風土の中で投資家、起業家、そして社会の3方よしのエコシステムを構築したいとこの事業を始めました。

仕事へのこだわり

信用」を得ること。これにつきます。
部下がいた頃は、自分が言っていることと、やっていることの一致を特に意識してやっていました。
一社員の時は自分がどうチームに貢献しているか、建設的に行動できているか?を主眼としていました。
今では投資家、起業家へどのような価値を提供できるのかを常に意識しています。
また、誰に対してもオープンマインドで接するように心がけています。
人は相手をジャッジしています。しかしながら、自分は相手からジャッジされていることに気が付かないものです。
誰もが初対面であったり、何者でもないところからのスタートです。
日々の細かい意識こそが信用を積み重ねます。
投資家さんを相手にする際は、大きなお金の話にはなりますが、結局は「人」だと、かかわる皆さんがおっしゃいます。
それなりに金融資産をお持ちの方にはちゃんとした理由があるのです。
ありがたいことに投資家、起業家側双方からの紹介を受けることが多くなりました。
これからも「信用」を積み上げていきます。

若者へのメッセージ

「今いる場所がすべてではない」「あなたが心地よいと思う場所は必ずある」ということです。
人間は良くも悪くも「環境」に影響されるので、よい環境に身を置くことがとても大切だと考えます。
私自身、田舎出身で、集団無視にあった時の孤独感と絶望感。当時はとてもつらかったのですが、高校時代にカナダに行く機会があり、多様性を重んじる風土に自分の人生がリセットできたと感じた体感がありました。そこから抜け出すために高校時代は勉強しかしませんでした。なぜなら田舎からでる手段は進学という方法しかなかったからです。
もし自分が、起業するのが当たり前だという環境にいたとしたら、もっと早くに起業していたと思います。
時間は取り戻せませんし、10代の頃はなかなか自分で環境は変えることは難しいと思いますが、若い方には、自分で「選択できる」というチャンスは常に意識して持ってほしいです。