レッドフォックス株式会社代表取締役

福山 資康

Motoyasu Fukuyama

今日一日は不足を言うまい

福山 資康

略歴

大学卒業後、半導体業界にて、国産商社、外資系メーカーに勤め、技術、営業、マーケティング、ISO管理責任者等、各マネジメントを経験。2007年、正直者が馬鹿を見ない社会実現の為独立し、現在、老若男女の学ぶ教育機関の運営と起業・経営コンサルティングに従事。

現在の仕事についた経緯

かねてより、正直者が馬鹿を見る時代は終わらせなければならない、そして、故郷に恩返しを必ずしたい、という想いが根底にあったことと、2000年頃からまやかしの効かない時代がいよいよ始まったのを感じ、創業の2007年頃には、大きな時代の変革に、そろそろ独立しなければ間に合わないと確信したことから、起業を決意しました。
メーカーエンジニアを経て教育者となり定年まで全うした父の背中を見て育ったことと、人材輩出県である故郷鹿児島からの影響を多大に受けたことから、
これからの時代、社会に求められる人材育成・教養教育を通して、社会貢献する人材や企業を育むことに従事しています。
アドバイスをするだけでなく、常に自らの成長と挑戦し続けることが肝要と、事業を展開しています。

仕事へのこだわり

・率直な感覚を大事に、感性を磨き続けることです。入社間もない頃、世渡りの為にはカーブを覚えるよう言われたが、私は、カーブの前にまずは直球であろうと定めました。父にも確認して賛同を得られたのは大きかったかもしれません。直球力あってこその変化球であると考えています。
・8割は瞬時に判断し、ほぼ断定できる精度を高めつつ、一方で、2割は必ず改善と修正の余白を持つことを心がけています。社会は変化し、実に様々な価値観の人が社会には混在しています。それでも、大方洞察力により的確に判断はできることと、他方、1%の中にも現実はやってくることのバランス感覚は大事だと思っています。
・言葉の精度を磨き続けること。自分の言葉に責任を持つこと。言ったことはやる。思ったことを的確に、適時適切に表現しなければ、誤解が生じます。インテグリティが高くなければ、信用は得られませんし言い訳はできません。身から出た錆を恨むことも、人のせいにすることもできないと思います。
・全ての人や企業、地域、国の可能性に確信を持つこと。他人からはどんなに辺鄙と表現される地域でも、そこに人の暮らしがある限り、そこには歴史背景、存続する理由が必ずあるということは、決して誰も否定できないことと同様、人にも企業にも国にも、客観的観測からでは見いだせなくとも、意義が必ず厳然とあることは片時も忘れないようにしています。
・餅は餅屋に任せる。子供からシニアまで、学生、主婦、経営者に至るまで、あらゆる課題解決の糸口を提供し、サポートする第三者機関であると同時に、あらゆる業界・業種のスペシャリスト(餅屋)との協力により、最短の時間で最高のパフォーマンスをお手伝いすることに重点を置いています。
・誰しも、その人にしかできないことがあります。どの企業にも、そこにしかできないことがあります。そして、起こることには全て意味があることを受け容れ、主体的且つ積極的に挑戦し続けることで、生きる限り成長を続けることが大切だと思います。

若者へのメッセージ

起業するにも経営するにも、子育てに於いても家庭に於いても、これからは益々人格と教養の時代です。自分一人の経験や見解に依り過ぎて決して傲慢にならないこと。起こることには必ず意味があるので、自分の中で咀嚼し反芻し、何故起こったか、まずいことは決して再発しないよう、一歩でも改善するよう、どんなに地味でも着実に歩み続けること。自分を信じ抜く力が大事です。自分を信じることのできる人のみが、人を信じることができます。
未来の可能性は無限です。一生涯でやり通す志を立てることができれば、人は幸せの道を歩み始めることができます。そして、その志にまつわる夢は、幾つでも遠慮なく掲げ、叶えていくことができます。志が立てられずとも、夢を想い描き、本気で一つひとつを実現しようとすることが重要です。他人からは何と思われ、言われても良いのです。自分の納得のいく夢を定め、叶えようとすることです。その先には、必ず、人生で一貫性のある志を立てることができるようになります。
自分は凡人であり、大したことができるはずもない、それを目指すわけでもない、という前置きは不要です。必ず自分にしかできないことがある、ということを信じてみましょう。そうでなければ、誰しも生まれてこず、生き続けられません。自分の人生に、遠慮は要りません。