株式会社ガイアリンク 取締役副社長

千野 将

Masaru Chino

死ななきゃOK

千野 将

略歴

神田外語大学を中退後、国内外を公私共に転々とし、外資系産業情報マーケティング会社に勤務。自身によるコンテンツプロデュース会社である株式会社プライムフレーズを2018年に設立。2019年10月に株式会社ガイアリンク設立。2021年7月よりUSA発メタバース「Virbela」の日本公式販売代理店スタートを発表。

現在の仕事についた経緯

音楽活動などを続けてきた背景から自身で様々なクリエイティブを担当し、一連のコンテンツ制作スキルを独学で身につけてきました。常に世の中を面白く・驚かせることに興味があったので、「仕掛ける側」への魅力を感じ続けてきたバックボーンがあります。
一方、環境や福祉の領域にも想い入れが強かったということもあり、世の中にとって、または自分自身が一番情熱を傾けられるものが「人が活躍できる場を創出すること」でした。
かねてより親交のあったガイアリンク社の現代表の石井と意気投合し、メタバース事業をスタートしたのも自然な流れだったと思います。

仕事へのこだわり

「自分が面白い」と思ったことにしか手を突っ込んで来なかった、というのが正直なところですね(笑)。
経営者として立つ以上は「新人」という表現はあまりふさわしく無いと思いますが、自身がまだ誰かに雇用されていた時でも、基本的には自分の直感に従って立ち回っていたはずです。(その分色んな方にご迷惑をお掛けしたと思いますが…)

ただし、「やるべきだ」と判断したことには徹底的に取り組んできた自負はあります。その先に何があるのか、というイメージを常に持っているのは今でも変わりません。
それは目標設定だとかそういう話ではなくて、例えば「誰かが確実に喜んでくれるからやる」とか「これを頑張れば絶対面白いことが起きる」が分かっていることです。一方、予定調和であったり、時間を浪費するだけの作業には魅力を感じないタイプなので、そんな性格が携わるプロジェクトなどを分別してきたことは確実です。

20代などは自分で何でもやってしまおうとするタイプだったので、チームに仕事を分担するというプロセスの重要性に気がつくのが遅かったことは、今考えれば経営者として遅れをとったのかも知れません。ただし、学生時代のアルバイトから考えると途方もない数の職種を経験してきた方だと思うので、色んな方の気持ちの浮き沈みや仕事への向き合い方を目にしてきた分、人間の観察力は身についたと考えます。生きていくために令和の世では考えられないアルバイトもたくさんやりましたので(笑)。

思い返せば辛いことの方が圧倒的に多かった僕ですが、「死ななきゃOK」というモットーを掲げているのはそんな過去の失敗が今では背中を押してくれているからです。結局はきっと猛烈にやっている自分が好きなんですよね。ですから、面白いと思った仕事は狂ったようにやります。死なない程度に。

若者へのメッセージ

QOL(クオリティオブライフ)やWLV(ワークライフバランス)などと言われるようになって久しいですが、読者の皆さんはこの言葉をどう捉えているでしょうか。

コロナ禍で大切な学生時代をあまり周囲をコミュニケーションを取れず過ごしてこられた方が大半かも知れません。しかしそこで腐っても勿体無いですし、年上の方々と比較するのも時間の無駄です。皆さんと彼ら(まぁ僕もなんですが)は、決定的に自分と向き合う時間の蓄積量が全く違うのですから。
QOLみたいな言葉は、結局そんな人たちが世の中に産み落とした概念なので、他人の価値観を決して鵜呑みにしないでください。ただの言葉です。あなたの価値は、あなたが決めればいいのです。まず、自分で自身の価値を決めるのです。

それを周囲に分かってもらう、分からせるのがコミュニケーション能力ではないでしょうか。社会のルールや組織のマナーは守らなくてはなりませんが、生き方のガイドは無限にあります。これから就職した先の上司や先輩の一挙手一投足を是非よく観察してみてください。同じ人間です。

狂ったように向き合える対象を是非見つけてください。
是非死ぬ気でやってください。大丈夫です、まず死なないから。