株式会社インバース 代表

芦沢晋作

Shinsaku Ashizawa

The science and progress do not speak as loud as my heart

芦沢晋作

略歴

中央大学経済学部卒業。
大学卒業と同時に起業し、NFTを使ったプロトコルの開発やブロックチェーンの基礎研究を行う。国内でNFT事業を展開する傍ら、Ethereum財団とWeb3財団で暗号学者として研究に従事し、特に暗号技術であるゼロ知識証明を使ったブロックチェーンの秘匿化とスケーリングの研究開発において数多くの成果を残す。
現在は、世界初のブロックサイズの圧縮や完全な秘匿化が可能なブロックチェーンの開発を行う。

現在の仕事についた経緯

大学時代に友人と会社を創業するもビジネスや社会との反りが合わず仕事を辞め、迷走し山にテントを張って住み着いたりヒッチハイクをしながら道の駅に寝泊まりする生活を始めました。就職を迷いましたが、葉隠の武士道の精神に感銘を受け、自分の感性を信じて卒業と同時に起業することを決めました。
もともと、興味のあった哲学と科学の両方を併せ持つブロックチェーンに惹かれ、世界一の技術力を持つブロックチェーンプロジェクトを日本から輩出することを目標に掲げ、会社を創業しました。日本と海外との技術力や情報感度の差を目の当たりにし、黎明期のテクノロジー領域で根幹となる技術の開発を行うことが自分の使命であると考え、暗号学のゼロ知識証明の研究者となり可能性を模索しています。

仕事へのこだわり

あまり仕事という意識はないですが、自分がソフトウェアを作るときには、根本に思想があることを大切にしています。
音楽家が楽器を演奏して自己表現をするようにプログラミングを通して自分の思想を表現することを常に考えています。そのためソフトウェアを支えるサイエンスとリリシズムのどちらにも妥協をすることなく常に最善のパフォーマンスを出せるように覚悟を持って直感に忠実に行動することを心掛けています。

会社の大きな方針としては、競争を行わないということを第一原則に置いています。競争をすることで独自性が失われ、場当たり的な発想になり、物質的にも精神的にも消耗してしまうと考えるからです。
個人の持つ独特な感性や才能に焦点をあて、今の世の中にはない何かを作り出すことを重要視しています。
そのため情熱や信念に基づいた非合理的で不確定性の多い決断を行い、多くの困難の中で試行錯誤を行うといったことが多いですが、誰も目のつけていない未知に対して挑むことが会社のミッションであると考え、その挑戦の経験によって高い技術力や熱量があると考えています。
直感に忠実に社会に媚び過ぎず思想と技術に妥協をしない尖ったソフトウェアを作り続けることが我々の価値でありこだわりです。

若者へのメッセージ

人生は一度しかないので理想を追求した方が後悔が少なくなります。
日本は豊かな国ですので、仮にリスクを取って失敗してもよっぽどのことがない限りは大事には至りません笑。インターネット以前の時代では鉄道や鉄鋼などの所謂、お堅い産業が収益をあげていましたが、今では世界の会社の時価総額のランキングの上位は全てIT企業であり、規則に従って問題を起こさない人材よりクリエイティビティに富んだ人材の方が活躍できる社会になりつつあります。
自信が過剰であったり傲慢であったりと言った反社会的な性格も自分の才能を開花させるためには必要であると考えます。もし、日常に満足していないのであれば自分のセンスを信じて突き進んでみてください。